昨夜、夜更かしして観て、今夜再び。


誰にもお勧めできない優れた作品と思います。


1997年に起こったあの「東電OL殺人事件」をモチーフとした作品で


インスパイヤされた映画とは知ってました。


東京電力に勤めるキャリアOLが夜の顔を持ち、夜な夜な売春をしていた


被疑者が渋谷のラブホ街のアパートの一室で殺害された事件です。


容疑者はネパール人で一審は無罪。控訴、上告審では無期懲役。


再審請求ではDNA判定で無罪となった有名な事件。


当該映画は「冷たい熱帯魚」の監督、園子温。


カンヌ映画祭出展作品で、おのずとエロと暴力の想像がつきます。


水野美紀のオールヌードが話題になりましたが、私的には神楽坂恵の演技。


ストーリーは雨の夜、ラブホテル街の古びたアパートで、女性の変死体が発見される。


その事件を追う刑事の和子は、捜査を進めるうちに、大学助教授美津子、


ベストセラー小説家の妻いずみに行きあたる。


神楽坂恵はそのベストセラー小説家の貞淑な妻役。


彼女はパートでスーパーのマネキンとして退屈な日々から脱出すべく


働き始めますが、モデルとしてスカウトされて後はAV業まで流れのままに落ちてゆきます。


女大学助教授役は富樫真。この人がつまり東電OL殺害事件のモチーフそのもの。


昼間は大学助教授、夜は不特定の男性を物色。


何と3千円~5千円という破格値。


しかし、彼女の信条は矛盾していて「愛のないSEXはお金を必ずもらう」


というもの。知的な学識者が変貌するその変化は圧巻。


その道へ神楽坂も巻き込まれていく。


ラブホ街の古びたアパートの一室で変死体が発見され、


その事件を追っかける女刑事が水野美紀。


刑事で主婦で子供持ちという一見、真面目で円満そうな彼女だが、不倫中。


そんな彼女が事件追跡してると二人にたどり着く。


R18です。大衆娯楽映画でもありません。


突っ込みどころはいくらでもありますが、ちょいと刺激的です。


日々の生活に退屈を感じてるならご覧になっては如何でしょう?


単館系としては異例の1億円の興行収入はさもあらんと思いました。


誰にもお勧めできない自己満足、自己完結の一作です。