映画界での華やかな成功とは裏腹にマリリンは体制と戦っていました。

映画界やマスコミはマリリンを映画の役そのままに、『官能的な肉体を持つ頭の弱い女』に位置づけようとしていたのです。

そんな中、インタビューで『寝ている時は何を着ているのか』という質問を受けて(着る=wearとかけて)『シャネルの5番よ』という返答をしたといいます。

この逸話が『マリリンは寝る時にシャネルの5番を纏っている』という伝説のような逸話となったのでしょう。

他にも、部屋に居る時はどんなものを身につけているかという質問に応じて(onとかけて)『つけているのはラジオだけ』という答えを返したととか。

こんな記者とのやりとりはマリリンの知性が光る結果となりました。

ガブリエル・シャネルもまた、戦っていました。

No19が戦いに疲れたシャネルを癒すための香りだとすると、No5はシャネルがファッション界で戦うための香りとも言えるでしょう。

寝る時にNo5をつけるというのは違和感があるでしょうが、それ以上にNo5とマリリンとの関係はとても興味深いものです。