世の中にはなんともヒマな人がいるようで、何の意味もない計算をしてみたりする。

一円玉を拾うと金銭的に損をするらしい。

この論理は大学時代にすでに知っていた。

拾う場合と拾わない場合では収入が1円違ってくるから、拾わないと損をするように思えるが厳密に計算するとそうではないようだ。

一円玉を拾うときに膝を曲げてしゃがむと一定のカロリーを消費するのであるが、そのときに消費したカロリーを食物で摂取する場合に平均的に4円50銭かかるという。

従って、5円玉を拾う場合は50銭の利益を得られるが、いざ1円玉を拾ってしまうと、なんと3円50銭の損失がでるのである。

5円玉以上は大いに拾うべきであるが、1円玉に関していえば見てみぬふりをして通り過ぎるのが得策であるということになる。

単純に拾うだけならば4円50銭の原価で済むが、自動販売機の下に潜り込んだ硬貨を、棒を使ったりしてしゃがみこんでの作業となると当然に原価が跳ね上がる。

20秒間しゃがみこんで作業をするケースで、単純に20倍の時間をかけて20倍のカロリーを消費すると仮定した場合は、約90円の原価になる。

すると、50円玉を拾うと40円の赤字が避けられない。

以上のシュミレーションから判断すると、硬貨を拾うために必要な作業量から原価計算をしたうえで実行しないと知らないうちに損をすることになる。

と理解したところでも、やはり1円玉が落ちていると無視して通り過ぎることができないのが人情というものである。

この文章を読んでしまったあなた。

今後、落ちている1円玉を見るたびに悩むことになるでしょう。

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