評価:★★★★☆


観てきました。

「純白の野心はやがて漆黒の狂気に変わる」

アカデミー主演女優賞のナタリー・ポートマンは納得の演技でした。

一座のクィーンスワンをはる重責がよく伝わりました。

母親の加護の下で育った純粋無垢なバレリーナ。

不安、嫉妬、抑圧、恐怖の末に狂気へと変遷してゆく女心の様がこの映画の

最大の見所でしょう。

時間は108分。長さも妥当と思いました。

「完璧!」と息絶えた最後の一言は命を賭けた渾身の初舞台。

この性格ならよく頑張ったと言わざるを得ない最後だったと思います。

しかし、一方で思ったのは世界を代表するプリマドンナはこんなヤワではないはず。

もっと高貴であるでしょうね。

彼女の中にあった葛藤はいったいどこまでが妄想で、どこまでが事実だったのか?

これは皆さん、そう思うでしょう。まあ、それが狂気なんでしょう。

と、いうわけで評価はまずまず。

女性好みの映画です。

男をよく御存じの女性には少し物足りない、清純派な女性にはぴったりくる映画のように

思いますね。