日本の国花である桜について調べてみました。

桜の名前の由縁は神様が宿る花として「さ」は「咲く」の略から

「くら」は「神楽」の略からのようで「さくら」と呼ばれたそうです。

桜の花が咲くこの時期は稲作準備が始まり、豊作を祈願する節目の季節です。

奈良・平安の時代は当時の和歌を見ても花は「梅」とされてましたが、

鎌倉時代の歌集「新古今和歌集」の代表的歌人の一人である西行が

希代の桜好きで花は桜だと詠んだのが始まりのようです。



願わくば 花の下にて 春死なん その如月の望月のころ
                   
                    西行


桜が日本の代表的な花となってゆくのは、江戸時代本居宣長の国学の影響が大変大きく、

明治から昭和の第二次世界大戦の敗戦まで、

国家による思想統制と民心統一の叩き台になったせいもあって、

「日本人精神の象徴」とか「国花」とまで位置付けられるようになります。


しき島の やまとごころを 人とはば 朝日ににほふ 山ざくら花

                  本居宣長


学者の趣味、それも自身の専門とは無関係な趣味が、

奇妙な影響を与えたようなものです。

本人はただの桜好きなだけなんですが。

こうして桜は日本社会にすっかり定着しました。

皇室は菊(桐は明治以降使用されなくなります)、

政府を始めとして一般は桜というわけです。

戦後も日本を代表するものとして、紋章・徽章はもとより、

対外的にも(スポーツ日本代表チームなどが好例ですね)

桜をデザインモチーフにしたものが多用されています。

桜咲くこの季節、今年はこの度の震災は大きな悲しみと苦難となりました。

日本の和の心を皆とともに分かち合えるよう、来年は期待したいです。

日本の持つ不撓不屈の精神は今でも生きてると信じてます。

がんばろう!日本!