<十五夜>
中秋の名月と呼ばれ旧暦の8月15日辺りの満月です。
今は太陽暦に慣れ旧暦は馴染みがありませんが1ヶ月以上ずれています。
旧暦の頃の「秋」は7、8、9月で、真ん中の8月の満月が中秋となる訳です。
台風(野分け)や秋雨(秋の霖)が続いて蒸し暑い日々、残暑が過ぎると大陸からの乾燥した冷たい空気が日本上空に流れ込み秋晴れになります。
空が済んでくるこの時期だからこそ出来るお月見です。
私の年代はお月見団子とすすきは日本のおとぎ話の世界になりますが今でもきちんとお供えしている所も残っているようですが個人的に古きよき日本の風習として復活させたい場面の1つです。
お隣の中国でも月餅という餡入りのお菓子を拵え月に供えます。(私はこの月餅のごま餡が大好きです)
色々調べている中で面白い事を発見しました。
月見のお供えのお団子は盗んでも良かった。これってどういう事!?
「十五夜の団子を盗んで食べると良いことがある」 「十五夜の供え物を盗られた家は作物が豊作になる「十五夜に供えた豆腐を食べるとお腹が痛くならない」
お団子やお腹が出てくる所をみるとこれはどうやら子供に関係があるようで。
昔は一家揃って農作業にあたっていてせいで子供も一人前の労働力でした。
十五夜の夜位は子供を解放させてあげようという粋な?計らいのようです。
お供えの食べ物を貰い歩くのも良し、こっそり忍び込むのも良し芋畑も解禁、よその家の柿を盗るのも良しという地域もあったそうな・・・
盗るのは子供、盗って良いのは農作物で、よその家の娘は駄目だったようです。
どうか、雨が止みますように・・・
今の時間を共有している人達に煌々とした、冴えた満月が見られますように。
数へねど今宵の月のけしきにて
秋のなかばを空に知るかな
         西行