2013/7/15「忠実な奴隷に対する二度の任命」の記事によれば、1919年に一度目の任命、ハルマゲドン前の大患難中に二度目の任命、と教理変更した。この変更は、使徒たちから続く聖霊の経路としての忠実な奴隷は、存在しておらず、1919年に初めて任命した、というもの。

つまり、これまでの教理である一世紀から連綿と存在していたとするイエスの教えを継承する組織は実際には存在せず、1919年に「WTがその組織だ」と一方的に宣言した、ことを意味する。


   しかも、すべてのものを委ねられる時は、まだ来ておらず将来の大患難中である、という。そうすると、現時点では地上のどの組織もイエスから「すべてのものを委ねられている組織」というものは存在していないことになる。結局、WTも大いなるバビロンと揶揄していたキリスト教世界と同じく、one of themに過ぎないことを自ら宣言したのと同じではないか、と感じた。WTに「唯一の神の組織」を標榜する資格も根拠もないことを、自らの教理変更で暴露したように思う。


   私は、その時から、何でもWT組織の言うことは正しい、エホバを待てばすべてうまくいくことを信じる「うのみの塔」信者であることをやめ、田川訳聖書とギリシャ語原文からNWT比較研究を始めた。