今日の朝日新聞朝刊の1面トップは「世襲議員の数」。同じく日経は「後発薬相次ぎ大型商品」。
日経の記事をどれどれと見ると、5月以降に抗がん剤や感染症薬、頻尿治療薬、潰瘍剤などの後発品が相次いで発売されるというもの。
毎度のことながら、医療費抑制と自己負担の軽減につながるという厚労省の主張そのまんまの論調。
来年は診療報酬の改定があって、後発品に関する動きが何かあるかどうかというところだが、あるとすれば外来の院外処方箋の様式の再変更か?。
今は、処方箋1枚に書かれているすべての薬について、「後発品に変更不可」とすることができる。
チェックしなければ、薬局で後発品に変更していいというルールだ。
再変更の内容として予想されるのが、この変更不可のチェック欄をなくし、原則変更可能とするというもの。
変更されては困ると処方医が思うものについては、個々の薬ごとに「変更不可」と記載しなければならないようにするということになる。
もしもこういうルールになれば、後発品への変更不可とするのに、非常に手間がかかることになる。
例えば5種類処方があって、ひとつひとつに「不可」と記載するとなると面倒に感じる医師が少なくないだろう。
オーダリング画面でデフォルトを変更不可としておくことは技術的に可能だが、またどこかから文句が出るだろう。
(「後発品を使うように努める」というのが、療養担当規則に入ったので、デフォルトが変更不可となると「指導」対象になっても文句は言えない。)
2012年に後発薬の割合を3割まで引き上げるのが政策目標となっているが、そのための対策として、処方箋様式の再変更はあり得るだろう。2012年までの間に、もう2010年改定のワンチャンスしかないからだ。
目標3割としているのは、3割に達するとあとは自然に伸びて行くという読みがあるからだろう。
医薬分業のときもそうだった。分業率が3割を超えると自然増殖的に進み、今は6割を超えてきている。
後発品は何も外来に限ったことではない。入院ではDPCが後発品スイッチを後押ししている。
DPCの新たな機能評価係数に後発品の比率を入れるという案が、一度消えた後に復活した。
係数に入れるなら、患者にどんな薬剤を後発品にしているのか、明らかにすべきではないか。
外来は基本的に患者が選ぶが、入院では患者が先発、後発を選択できない。
入院で使う薬剤は、より生命や予後に影響する可能性が高いかもしれないものが多いにもかかわらずだ。
しかも後発品が多く使われたとしても、患者の負担は下がらない。むしろ係数に入れば、患者負担に跳ね返る。
DPCでは薬剤費が包括だから、何をどれだけ使っても病院の収入も変わらないし、患者負担も変わらない。
後発品比率をもし係数評価するなら、マイナス評価してもおかしくないのではないか。
後発品比率が高ければそれだけコストが安いということだから、コストを反映して点数を決めるのを原則としているのであればそうなるべきでないか。また、患者視点でものを考えれば当然マイナス係数だろう。
これが入院の食事代に置き換えた場合、食材費を低くした病院の方の食事代自己負担が高いと聞いて納得する患者が果たしているだろうか。
食事にビーフステーキが出たとする。「こちらは松坂のブランド牛、もうひとつは輸入もののノーブランドです。ノーブランドの安い肉の方が、負担は高くなりますが、どっちを選びますか?」と聞かれたら。。。。
ともあれ入院と外来では、選択権、患者負担いずれもまったく違う状態になっているのだ。
また、少なくとも入院においては、DPC下では後発品シフトが医療費抑制にも患者負担削減にもつながっていないことは確かだ。
さらにDPC病院では、薬剤費の病院負担を減らすために、入院前に服用していた薬を「持参薬」として患者に持ってきてもらい、入院中にそれを使うことが増えているという話も聞く。
持参薬を持ってくれば、その分入院費を安くしてくれるならわからないでもないが。
(不適切な例えかも知れないが、お酒などドリンク飲み放題の店があったとする。ワインも質がよく充分すぎるくらいのものが飲み放題だ。ここにワインをわざわざ持ち込みますか?。お店も、お酒は自分で持ってきてくださいと言いますか?。)
ところで持参薬を服用した場合、カルテにはどう記録されるのだろう??。
病棟薬剤師の薬歴にも残るのだろうか。
病院で処方していない薬が入院中に服用されていて、さらに入院中に薬が追加されたりした場合、トラブルが起きないのだろうか。
(病院が持参薬を使うことが悪いというのではなく、こうした矛盾を起こす政策がおかしいのではないかと言っているので。念のため。)
と、硬い話を久々に書いたが、実際には柔らかいというか緩い一日。
総武快速で新橋に直行し、乗車前に電話で予約しておいた治療院に駆け込む(実際には走らなかったが)。
ここはパジャマのような服に着替え、ゆっくりとマッサージしてくれるところ。
1時間、至福のひとときだった。腰が張って痛かったのが軽快した。
その後、下に書いたように銀座に出て酒を買って、パスタランチを食べ、ワインを飲み、有楽町まで歩いて神田へ。
(ここだけは池波正太郎の「銀座日記」のようだ。)
先週作ったスーツを受け取り、地下の食品売り場でお菓子など。
9日はケーキを食べる日なので、ケーキと焼き菓子を買い、地下通路でつながるJRの新日本橋まで歩いて、そこから総武快速で帰る。
夕食にデザート、そして大画面薄型テレビの前に寝そべり、巨人-中日戦ナイトゲーム観戦といつものパターン。
野球中継など動きのあるものは、液晶よりプラズマの方が見やすく(うちのはVIERAのプラズマ)、良かったと思いつつ観戦した。
やや、ずいぶん長い文になってしまった。
さて、では寝るとしよう。
寝室の小画面ブラウン管厚型テレビでもう一度スポーツニュースを見てから。

