7日の中医協資料を見ていたら、「短期滞在手術基本料の見直しについて」の項の論点に目が釘付けになった。
「論点」とは、「~してはどうか」という独特の文体で書かれているのが特徴だが、要は厚生労働省が「~してほしいよ」ということを意味している。
短期滞在手術の論点に以下の記述がある。
標準的な治療法が確立しており、手術に伴う入院期間及び費用等に大きな変動がないものについては、術前の検査も含めて1手術あたりの療養に要する費用を定額で算定できることについて検討してはどうか。
「入院期間に変動がない」
「費用に変動がない」
「術前検査含め1手術あたりの療養に要する費用を定額」
標準的な治療法が確立した手術は、入院期間にかかわらず入院料を含め定額にするということを言っていると解釈できる。
ということは、DPCではなく、いよいよDRG/PPSについて言及しだしたのだ。
もともとアメリカのDRG/PPSも外科系を主体に制度設計されている。日本でもDPC拡大論議がなされる中、こっそりとDRG/PPSを短期滞在手術の項目で出してきたのだ(目立たないように)。
一方、政府の規制改革会議も2次答申案を作成中で、医療分野ではDPCからDRG/PPSへの変更を求めている。
暴論かもしれないが、DPCで「手術あり」の項目のみ「1入院単位」というDPC、DRG/PPS混在ということもできなくはないだろう。DPCの行方からは目が離せなくなってきた。
余談だが、モーターマガジン誌のBMW特集を読んでいたら、「BMWがDPCの新技術開発を進めている」という記事があった。ドイツ自動車産業からもDPCは注目されるようになったかと思って、記事を読み進めるとDPC(Dynamic Performance Control)という新しい4WD(四輪駆動)システムの話だった・・・。