11月29日、第2回医療安全管理者の質の向上に関する検討作業部会が開催された。
06年診療報酬改定において、専従の医療安全管理者の配置を入院基本料で評価する「医療安全管理加算」が新設されているが、医療安全に関する専門家からは、その医療安全管理者となるには5日間の研修を要するため、なかなか受ける人が増えないことが指摘されている。
今回は、医療安全管理者の業務指針、医療安全管理者が備えることが望ましい知識・能力、医療安全管理者の研修プログラム作成のための指針の案が示された。
医療安全管理者の業務として、
① 医療安全のための(院内)体制の構築
② 医療安全に関する職員への教育・研修の実施
③ 医療事故を防止するための情報収集、分析、対応策立案、フィードバック
を挙げた。
医療安全管理者を配置することを診療報酬で評価するようになった背景には、医療事故を未然に防ぐことがあるが、DPCの拡大もその要因として考えられる。DPCにより、効率性が求められるとリスクが高まる可能性があり、DPCの実施で医療安全が軽視されることにならないように、誘導している面もある。
ある意味、役所自身の「リスクヘッジ」の面がある施策だ。