フライト時代 | HAJIMEのひとりごと

HAJIMEのひとりごと

           

今朝の日経朝刊に、村上ファンドが拠点をシンガポールに移したことが報じられていた。何かと規制が強く、「妬み」が強い日本社会に嫌気がさしたのかも知れない。
このように資本は、軽々と国というボーダーを飛び越えて行く。
いわゆる「キャピタルフライト」というものだ。


医療は、患者がいる限り未来永劫続くもの、という考えももう通用しない。前立腺癌の患者で、富裕層でかつ社会的影響力をもつ人は、アメリカに治療に行くケースが増えているという。
韓国にもさまざまな領域の専門の医療センターが作られ、それらは空港内か空港に近い立地で、日本からの患者を呼び込む戦略であるという。


仮に九州の患者が、東京の大学病院に行くか、ソウルのメディカルセンターに行くのかという選択も、現実味を帯びてくる。
特に西日本からは、ソウルの方が便利な場合も少なくないだろう。
キャピタルフライトならぬ「メディカルフライト」である。
特に急性期の病院は、医療圏どころか、全国はたまた近隣の諸外国の患者を対象と考えていかなければ、通用しなくなるのではないか。

地域医療という視点も大切だが、海外も含め患者を集めることが可能なような技術力はそれに劣らず、重要となってくる。