マンションの耐震強度偽造問題が波紋を広げている。
朝のテレビでやっていたが、設計事務所へのアンケートの結果として「経済至上主義になれば起こりうる」という回答があった。
しかし、これはとんでもない間違いではないかと思う。
確かにJR西日本の事故の時も、利益至上主義が取り沙汰された。
しかしこれらの問題の共通するのは、経営者の倫理観欠如ではないか。
経済至上主義は、自由経済のもとでは当たり前のことで、いま始まったことではない。
今までは護送船団方式によって競争を排除し、利用者、消費者にそのツケを回してきていただけの話である。トップクラスの国民所得、GDPを持ちながら生活に充足感が少ないのはまさにその「ツケ」によるものだろう。それがむしろ正常の姿に戻りつつあり、それによって経済もやや復調の兆しを見せていることの遠因になっているのではないか。
このときに問題をすり替え、「民間に任せると何をするか分からない」、「株式会社は利益至上主義だから悪いことをする」ということで幕引きをしてはいけない。
問題の本質は、経営者が倫理観や社会的意義をいかに持つかである。
特に医療界においては、民間罪悪論が蔓延しているので、敢えて述べておきたかった。