つ並ぶ11/11の今日。そう。今日は介護の日ですパー厚労省のHPには、私の大好きな舛添さんが、動画つきで「介護の日に寄せて」というメッセージを掲載しています。

http://www.mhlw.go.jp/kaiken/daijin-aisatu/081111-1.html

介護報酬改定が迫り、社保審介護給付費分科会が頻繁に開催されるようになりました。03年、06年とマイナス改定が続き、今回はプラス改定ベルへの期待が高まっていますアップ

「介護職の待遇改善」、「医療と介護の連携の強化」、「認知症対策」、「ケアの質の確保」などが主な検討項目とされていますが、地域格差のない改定となることが望まれますね合格

「介護職の待遇改善」としては、人材の確保と定着が重要課題とされています。介護スタッフの資格や経験年数を報酬で評価する、というようなことが盛り込まれるかもしれません。

11/5開催の中医協で、「ハイリスク加算の算定要件に産科医療補償制度の加入を追加すること」が承認されましたひらめき電球

産科医療補償制度は、来年1月1日から実施される制度で、通常の妊娠・分娩にもかかわらず脳性麻痺となってしまった際、3,000万円の補償金(一時金:600万円/分割金:2,400万円)が支払われるというもの。分娩機関が制度加入し掛け金を払うことで、子供が脳性麻痺と診断された場合に保険会社から保険金が支払われます。

そもそもこの制度は、産科における訴訟を回避する目的で創設されたのですが、今回、その制度加入率(11/4時点では95.1%)を100%にすること、それから、リスクの高い分娩を取り扱うことの多い医療機関が助産婦に対して良質のサービスを提供すべきということで、この制度への加入をハイリスク妊娠管理加算とハイリスク分娩管理加算の算定要件に加える、ということになりました。

ちなみに今回承認されたのは、下記の付帯要件つきです。

・今回のケースは産科医療を取り巻く環境の整備としての特殊な例であり、今後は保険の加入を診療報酬の算定要件とするようなことの前例としない。

・再発防止、原因究明に関する取り組みについて、中医協に適宜報告する。


どの制度にしても、「患者さんの側に立って考えてる?」って考えちゃうシラー

周産期については、「妊婦たらい回し」なんかも問題になっているし、訴訟が多いのも質の高い医療を受けられないから起こるのに、今回の制度はかなり限定された対象者にお金¥を払うことで解決しようとしてるだけに他ならないDASH!

本当に求められているのは、「もしもの時のお金¥」じゃなくて「安心できる医療体制合格」なんじゃないのかな?

妊婦さんが安心してお産できるような体制がちゃんと整う日はいつ来るのでしょうか目

調整係数の廃止に伴い、新しい機能評価係数をどうするはてなマークという検討がDPC評価分科会で行われています。3日に開催された同分科会では、松田晋哉先生から松田班での研究成果が報告され、そこから新しい機能評価係数の方向性が見えてきました目ひらめき電球


※ちなみに調整係数が「いつ?」「どのように?」廃止されるかは、中医協基本問題小委員会のほうで議論される予定です。


松田班では、DPC調査参加病院の08年度調整係数を元に分析。調整係数の高い病院の傾向が示されました。

それによると、調整係数の高い病院には下記のような傾向があることがわかり、こうした機能が新しい機能評価係数の項目としてあげられそうです。


・在院日数が短い

・1日の医療資源投入料が多い

・多様な疾患をみている

・患者数が多い

・入院1日当たりの薬剤費が高い

・高度な医療を行っている


松田氏は、「機能評価係数は1つではなく複数ありえる」と話していたので、こうしたものの積み上げでその病院の係数が決まるような仕組みになりそうです王冠2

それにしても、DPCデータでほんとうにいろいろなことがわかりますね得意げ

この日の分科会では、4疾病のTOP10病院リスト(症例数、延日数、月当たりの症例数順)なんかのデータも出されていましたアップ