以前に一度、紹介させてもらいましたが1965年(昭和40年)3月新譜として日本グラモフォンから発売された園まりさんの3枚目のアルバム「何も云わないで 園まりヒット・アルバム」のジャケット写真です。

 前年10月に発売されて園まりさんの初の大ヒットになった「何も云わないで」がタイトルになっています。

 収録曲は12枚目のシングル「ひなげしの花咲けば」から16枚目のシングル「夜明けの星のように」までの両面の曲と17枚目のシングル「あなたとなら」のB面「冷たい星の下に」、シングル化されていない安井かずみさん作詞、宮川泰さん作編曲の「ちえさん」でした。

 「あなたとなら」は収録されず「ちえさん」というシングル化されていない曲が収録されているので、当初は新曲として「冷たい星の下に」と「ちえさん」が予定されていたのかなと思っています。

 1月20日に発売された週刊女性1月27日号の広告見出しに「20歳になった園まりを悩ます大人としての問題」"倉光薫との愛のうわさから三人娘トリオ解散・歌謡曲転向まで"と書かれていました。

 倉光薫さんは1945年生まれの歌手で1962年1月の日劇「ウエスタン・カーニバル」に出演、同年6月にデル・シャノンのカバー「さらば街角」でデビューして1964年7月までに7枚のシングルを発売しています。

 その後、1967年から1968年にかけてグループサウンズ「ザ・クーカーズ」のリーダーとしても活躍されました。