1965年(昭和40年)2月20日に日本グラモフォンから発売された園まりさんの17枚目のシングル「あなたとなら」のジャケット写真です。

 「あなたとなら」は作詞の青島幸男さんと組んでクレイジーキャッツのヒット曲の作編曲を数多く手がけられた萩原哲晶さんの作編曲です。

 この曲は「何も云わないで」のような大ヒットにはなりませんでしたが、かなりのヒットになったようです。

 1月2日に放映されたフジテレビ「新春かくし芸大会」、1月3日に放送されたNHKラジオ「みどりの結婚」(向田邦子作)と放映されたNHKテレビのミュージカルドラマ「若い涙」(小野田勇作)1月15日と2月19日放映のフジテレビ「天下の若者」などに出演されています。

 1月18日の毎日新聞夕刊には「ことしの顔」"園まり"と紹介されました。

 1月14日から21日までは日劇「ウエスタン・カーニバル」に出演されました。

 この頃はジャケット写真のような着物姿で歌われていたようですが日劇でも着物姿で歌唱された時に女性の観客から罵声を浴びて辛い思いをされた事を以前「徹子の部屋」で話された事を思い出しました。

 事務所に「ウエスタン・カーニバル」は卒業したいと直訴されて受け入れてもらえたという事も話されていました。

 1月28日から31日まで伊東ゆかりさんがサンレモ音楽祭に参加されて和服姿で「恋する瞳」を歌われて入賞されます。

 この年から三人娘での活動はほとんど無くなり、それぞれが一人の歌手として年末の紅白歌合戦出場を目指す事になります。