1962年(昭和37年)7月20日に日本グラモフォンから臨時発売された園まりさんの3枚目のシングル「マッシュ・ポテト・タイム」のジャケット写真です。

 「マッシュ・ポテト・タイム」は、この年発表され全米ヒットチャートの2位に上がる大ヒットになったアメリカの女性歌手ディー・ディー・シャープの曲のカバーでB面の「愛の白夜」はイタリアの男性歌手レモ・ジェルマーニのデビュー曲のカバーでした。

 「マッシュ・ポテト・タイム」はこの年6月2日から6日まで日劇で開催されたザ・ピーナッツのワンマンショー「第3回ピーナッツ ホリデー」に園まりさんが出演して初舞台を踏んだ時に歌唱されています。

 はっきりとした資料は無いですが7月の新聞の番組欄の「スパークショー」に中尾ミエさん、伊東ゆかりさんの名前は有ったので園まりさんが中尾ミエさん、伊東ゆかりさんとスパーク三人娘としてフジテレビ「森永スパークショー」のマスコットガールになったのは同じフジテレビの新番組「レッツゴー三人娘」の放映がスタートした7月からだと思われます。

 この年4月15日に公開された松竹映画「クレージーの花嫁と七人の仲間」に同じ日から放映が始まった「森永スパークショー」の撮影風景が新番組の宣伝を意図してだと思いますが描かれています。

 二年程前に衛星劇場で放映されたのを視聴しましたがザ・ピーナッツさんの「ふりむかないで」を歌唱されるシーン、まだレコードデビューする前の中尾ミエさんがスリーファンキーズさんと「とうりゃんせ」を歌唱されるシーン、渡辺プロダクション社長の渡辺晋さんが楽団メンバーとしてベースを演奏されるシーンなどを観る事が出来ます。

 この映画には出演者としてクレジットされていませんが伊東ゆかりさん、梓みちよさん、園まりさんが、お寿司屋さんの宴会シーンにエキストラ出演されています。

 園まりさんの映画初出演は三人娘主演で1963年1月29日に公開された「ハイハイ三人娘」ですが、この映画ではレコードデビュー前の園まりさんの映像を少しだけ観る事が出来て感激しました。