1969年の暮れ、或いは1970年初め位にアポロン音楽工業からミュージックテープのみで発売された園まりさんのアルバム「むせび泣く夜」の紹介です。
1970年12月に前に紹介させてもらった同じタイトルのレコードアルバム「むせび泣く夜」が発売されていますが内容は全く異なります。
秋本薫さんのテナーサックスとの共演で編曲は秋本薫さんと竹村次郎さんが担当されています。
「夢は夜ひらく」「愛は惜しみなく」「帰りたくないの」「逢いたくて逢いたくて」は園まりさんの大ヒット曲を秋本薫さんのテナーサックスの演奏での新録、「捨て煙草」は1969年10月発売の園まりさんのオリジナル曲の秋本薫さんのテナーサックスの演奏での新録、「云えない私」と「夜をあずけて」は園まりさんのオリジナル曲だと思われます。
カバー曲は九曲収録されています。
おんな(森進一)
港町ブルース(森進一)
わかれ雨(内山田洋とクール・ファイブ)
君は心の妻だから(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)
花と蝶(森進一)
恋のかげろう(水原弘)
女の意地(西田佐知子)
貴方に泣いた(青江三奈)
麗人の唄(1969年に梓みちよがリバイバル)
「夢は夜ひらく」「おんな」「港町ブルース」「愛は惜しみなく」「君は心の妻だから」「帰りたくないの」「恋のかげろう」「女の意地」「逢いたくて逢いたくて」「麗人の唄」「夜をあずけて」はCD化されています。
どの楽曲もフルコーラスでは無くて、かなり短くまとめられていて歌唱部分を秋本薫さんのテナーサックス演奏、或いは園まりさんのスキャットに置き換えた所も有り大胆なアレンジがされています。
秋本薫さんのテナーサックス演奏との共演で、その当時の園まりさんの妖艶な歌の魅力がより引き出されていると思います。