翔んで埼玉2を観ているので感想を勝手に書きます。すみません。


あらすじ
埼玉の市同士をつなぎ絆を深めるために、電鉄・武蔵野線を作りたいガクト。とはいえ前作で埼玉県民が東京に行く時の通行手形は不要になったため、埼玉県民は皆東京に夢中で埼玉の市同士の連携に興味がない様子。そこで埼玉にビーチを作ると豪語したガクト(のちのしらこばと水上公園である)。
しかし埼玉にはそこに敷くべき白い砂がない。白く輝く砂を集めに、和歌山までガクト率いる埼玉解放戦線の面々が遠征したところ、船は難破。流れ着いた和歌山で大阪市長率いる派手な関西による地味な関西(滋賀、奈良、和歌山、神戸芦屋以外の兵庫県民、京都市以外の京都府民)差別を知り義憤を覚えるガクト。さらにひょんなことからガクトは自分が滋賀と埼玉にルーツを持つことを知り、滋賀解放戦線に加わる。
 大阪の非道は地味な関西差別に留まらず、日本を大阪の植民地にするべく作戦は進行中だった。先代大阪市長のハイヒールモモコが粉もんを信仰する宗教を作り、その宗教を引き継いだ息子の現大阪市長片岡愛之助が、甲子園の白い土(その正体は狂信状態や強制的大阪弁を引き起こす粉もんの白いコナ)を東京にミサイルで打ち込み、ゆくゆくは万博を足がかりに世界を大阪化する計画だという。それを近江発祥の飛び出しとび太の看板とか通天閣とか琵琶湖の水止めるとかで防ぐという話です。

・こういうのを真面目に考えてる大人がいるのはいい国だと思う。シリアとかナミビアとかホンジュラスとかでこんなん考えてられん。

・ノリが宝塚なので好き
「麻美麗? なんで美しい名だ…」「不思議だな、君とは似たものを感じる…」
?「グッディって言うの? かわいい名前だね…」

とかね、あと全てがオーバーである。
話を聞いてもらえない時の登場人物…二階堂ふみの動きが「ううっ!」(4秒) マントを翻して後ろを向く(2秒) よろめきながら歩き去る(8秒) 「誰も話を聞いてくれない!」(壁で体重を支えながら) いや宝塚ってそうだっけ?? まぁおもにマント捌きがね…

・杏ちゃんが普通に男として出てて素敵だ。2人とも丸顔で女性的な顔なんだけど男役で出ている杏ちゃんと二階堂ふみ(二階堂ふみは嫌いとかでもないけどふみちゃんと呼ぶ気にはならないよね)。

・魔夜峰央先生が宝塚好き

・ガクトの役名の麻美麗(以下ガクト)のおそらく由来である麻実れいはアンドレで有名な方だったと思う。だからガクトも黒髪なのかも。髪型もアンドレだし。

・この人超綺麗〜!!誰かな? ミラクル三井かな?(『トリック』) うわ〜ミラクル元気にしてたんだ〜しかもこんな主役級で…! と思ってたら片岡愛之助だった。そりゃまぁ主役級ですよね。化粧してド派手な服を着た綺麗なおじさんが好きすぎる。化粧してド派手な服を着た綺麗なおねえさん(宝塚)も好きだし。もっと観たい。

・変な格好のいい大人が数人いるとトリックの霊能力者バトルロイヤルかクレヨンしんちゃんの悪役に見える。

・この神戸市長の女の人超綺麗〜!!!声も綺麗! さぞかし名のある方だろうけどわからないな〜と思ってたら藤原紀香だった。そりゃ綺麗だろうよ。しかも片岡愛之助と愛し合ってない夫婦役だった(のりかは京都市長の川崎麻世とデキている)。そんなんみんな好きだろ…

・前回謎にガクトとの濃厚熟成BLを展開していた千葉解放戦線の阿久津(伊勢谷友介)は謎の失踪を遂げたという設定になっていた。ガチの白い粉の民

・個人的には通天閣じゃなくて太陽の塔を飛ばして欲しかった。太陽を背にした太陽の塔が座ることを拒否する椅子に守られながら飛ぶところが見たい。タローマーン

・一般の人が思う宝塚っぽい格好をした人たちが出てくるのが翔んで埼玉シリーズの好きなところですね。私もできればジャボにケープにカマーバンドにブーツで暮らしたいです。宝塚未接種の人でガクトの感じのヘアメイクが観たい人は『仮面のロマネスク』とかいいと思います。はっ、宝塚で跳んで埼玉…? 兵庫には西宮、三ノ宮、芦屋、宝塚があればいいんだ! 尼崎なんて市外局番大阪じゃないか!みたいな翔んで尼崎がいいかな? と思ったけどこれ『下妻物語』の冒頭だな。ガクトが轟悠で二階堂ふみが朝海ひかるがいいです(一生ドリキンのサントラ聴いてる人 多分葬式で流す)。と思ったけどあの美耶さん…?でしたっけ…? BADDYの時の2番手の人は存在がめちゃめちゃ魔夜峰央なんだよな。

・仮面のロマネスク楽しみですね。でもなんか脚本があと一捻り欲しいと明日海りおのを観た時に思ったんだよな。あーさが出てればいいか…?と思ったけど宝塚はこと最近ビジュアル満点で話はまぁうん、という場合が多すぎる。演劇の脚本考えるのってきっと相当難しいんだろうなぁ。もう公募にしてください。投票で選ぼう(そうするとやっぱアルカンシェルとかカジロワって勝つの?)。

・出てくる甲子園球児が完全にヅカメイク 甲子園が兵庫だからなのか? 

・和歌山出身明石家さんまに感じるヅカメイク映えの可能性。鼻長いし… 口角上がってるし… 目も寄ってないし… 輪郭シュッとしてるし… 古畑任三郎の頃から明石家さんまの顔はかっこいいと思っていた。

・話としては差別はやめてそこそこに幸せに暮らそうよという話で真っ当であります。そこはかとなくあの国あたりを批判してるような…? でもノリがとにかく頭おかしいのでこれに出てる俳優女優はみんな謎に体を張らされているというか、本当に私がこれやるんですか? と思いながらやってんだろうなと感じられ、好きになってしまうという『おっさんずラブ』と同じ構造がある。あれに出てた人みんな好きだ。林遣都とか好みの系統では全然ないのに可憐で可愛すぎるし演技うますぎる。特に三浦翔平のことは全然好みじゃなかったが(好みの顔…轟悠、阿部寛)、おっさんずラブリターンズ最終回観てたら泣きながら拝むしかなくなりました。美しすぎる。菊様が今こうしてる瞬間もARATAと幸せにしていると思うと涙が出るよな…(出るよね?)。

・ところでエアウィーブのスタンスいいよね。万博とは全然違う。エアウィーブの高さが調節できる枕にしたら肩こりが圧倒的に楽になりました。みんなエアウィーブを買おう。水美さんと瀬央さんを同時に見るのは豪華すぎるし五万円買えばいいってのも破格すぎるしエアウィーブよぉ。贅沢すぎるよ。もっともったいぶって!

途中粉もんの宗教を愛之助が扇動しているところで(意味不明の文章)ラフマニノフが流れるけど、これVIVANTの死の砂漠に入る時のBGMだ。二階堂ふみつながり…?

・映画『Perfume 人殺しの物語』で主人公が天才的な鼻を持ってて究極の香水を作るために処女を殺してそこから匂い取るんですけど、シエロなら(そう、またカルトワインの話です)たぶん焼いた塩とかで究極の香水作れるよな〜。と思った。鼻と舌で随分運命変わってしまったな。いや、やっぱフリオがいたかいないかか? フリオはよく考えるとシエロと比べて何もしてなさすぎてちょっとイライラするんだけどシエロはフリオがいなければあのままホンジュラスで抗争で死んでただろうし。持つべきものは良い友達ですね。