ぐるなびの元部下から、携帯に電話が。
「西林さん、代理店制度ができますよ。西林さんやったら?」

人には一生のうち3度のチャンスと巡り合うという。俺はコレが1つ目のチャンスだと思った。
しかも、代理店の担当は東京の僕を慕ってくれていた後輩だと言う。すぐに彼に電話をし、させてくれるのか頼んだ、すると「マジでやってくれるんすか?西林さんなら喜んでお願いします。ただ、常務に許可を貰わないといけないんです」「分かった連絡待ってる」そしてすぐさま相方を探した。

高校の時からの親友で今でも中のいいW.Mを誘うことにした。彼も印刷会社でバリバリにやっていた。
Wは「そんなもん売れんのか?」と半信半疑だったが、「俺を信じろとにかくやるから準備しとけよ!」と半ば強引に約束を取り付けた。

そして、3日後代理店担当の彼から電話が。
ドキドキしながら電話を取った「もしもし、西林さんOKです。常務も西林さんならOKって言ってました」「マジで!ありがとう。いつからやったらいい?」「すぐにでもスタートして頂きたいんですが」「すぐは無理やなあ、俺も今働いてるし、今のところお世話になってるからちゃんと辞めたいねん」「分かりました」ということでとんとん拍子にことが進んだ。