ゆづくん、昨日仙台空港に戻られて、地元の方々や高校の仲間に出迎えられたのですね!ホッとしたことでしょうね!

きっとすごいお疲れでしょうから、ご家族とわずかな時間だと思うけど、養生し、リフレッシュしてください!


今回ゆづくんが閉幕後のインタビューで「少しスケートから離れたい」と応答されてました。
震災後2年も突っ走ってこられたからでしょうが、そのことだけではない何かを感じました。
このインタビューを知り、私も募る思いをブログにしようと思いました。

先日の全日本選手権で優勝したのはゆづくんでしたが、それを喜べない、喜んではいけない雰囲気が会場内にあったと思うのです。私はテレビの中でしかわかりませんが、テレビからも伝わってきました。

SPで完璧な技術と表現を駆使し、圧倒的差で迎えたFS、確かにその日はゆづくんが主役ではありませんした。4回転を2度綺麗に決めることができませんでしたから。でもそれ以外のエレメンツは成功させてましたし、後半の加点がつく難易度の高いジャンプをことごとく成功させていました。更にGOEもつく。感情面は出せてなかったかもしれませんが、その日の2位に値する演技であったことは間違いありません。
そしてSP+FS=優勝なのです。でも表彰式に18の少年を温かく祝福して頂けなかった一部のファンがいたのも確かなようでした。

フィギュアとは難しいスポーツだなと、心から実感しています。スポーツであってスポーツではない、芸術だけでもない、それなのに、優勝を競いあうスポーツなのです。そして善し悪しを決めるのは、複数のジャッジで決める。基準は明確にある。でもGOEは、少し個人の趣向もある競技なのです。
ゆづくんがジャッジに気に入られているのは確かだと思います。普通に滑ったら加点がもらえていますから。でも素人の私でもゆづくんの技術要素は惚れ惚れするほど美しい。。。
それに本人やコーチがジャッジに何らかの手を加えたわけではありません。点が高くなるように練りに練ったプログラムであることは確かですが・・・。

ジャッジに不満があっても逆らえないスポーツなのです。そしてお茶の間であれこれいうのはもちろんOKですが、会場で優勝者にあからさまに不満を伝えるのは、敬意が足りない行為だと思うのです。
もちろん私にも不満を感じた経験は山ほどあります。でも会場では慎むと思います。
とにかく優勝したのにブーイングされたらたまったものではありませんね・・・。
自分の好きな選手がブーイングされたら悲しくなるからやめておこうと考えることが大切ではないかと思います。

ゆづくんは感受性の鋭い人だから、この会場の空気感に戸惑われ、それを消化できないままでいるのではないかと思いました。18歳の青年に重圧ですね・・・。
何度もインタビューで優勝したと思っていないと繰り返しているのがその証拠だと思います。もちろん本人が演技に対して会場を納得させられなかったと思うところが大きいとは思うのですが・・・。
私は彼が自分自身を貶めるような発言をする必要は一切ないと思います。優勝に胸を張っていいと思うのです。

会場にいた一部の方たちのツイッター情報では、彼に暴言を吐いたファンがいるとかいないとか・・・。嘘か真がわからない情報に一喜一憂された私も私ですが、日ごとに信憑性が増してきました。
このツイッターを見たとき悲しくて涙が出ました。

選手は皆一生懸命自分自身のため、周りの人のため、そしてファンの方たちに素晴らしい演技を見てもらうため日々研鑽しているのです。
そして、フィギュア選手は競技生命が短い、更にオリンピックでメダルに手が届きそうなレベルにある選手は日本の宝物なのです。尊重して大切にして欲しいです。
マスコミも煽り報道はやめ、偏向報道もやめて大切にしてほしい。

そして日本の宝である選手達同志がお互いを認め合っているのに、ファンが相手選手を攻撃するのはやめて欲しいと思います。
自分にも戒めです。