免停講習と30番 | 全力失走

免停講習と30番

ダメ男の一日を追います。

朝から仮病に侵されます。

朝8時、熱が下がらないので

お休み頂けますか!?と会社にTel。

「確かに鼻声やね、わかったよ。」

(・・・専務ごめん、地声です)

8時半、いざ向かうは免許センター。

今日は免停講習の日。

センターに着くと、三階の

行政処分の窓口へ案内される。

階段を上っていると二階では

スーツの集団が背筋を伸ばして整列している。

ん?その中に後輩発見。

(あいつがいるって事は警察の研修だな)

ニコッと笑う警察の後輩に軽く手を振り、

かたや先輩は三階で仮病免停講習。微妙以下。

窓口で1万250円を払い教室Bへ。

確かに一癖も二癖もありそうな人ばかり18名。

個人情報保護の為、

名前は番号で呼びますとの説明。

ブラックエンジェルをふと思い出した。

私は29番。

隣は同年代くらいの30番。

愛想らしい彼はチョクチョク話しかけてくれて仲良くなった。

9時になり3時間の午前講習スタート。


教官:「え~、ABSとは何でしょうか」

(・・・当然知らない)

教官:「30番の方」

(わ!彼、いきなり当てられてるよ・・・・・)

30番:「アンチロックブレーキシステムの略でブレーキを踏んだ時に

    空気圧を抜く事で◎■△×#●・・です」

(・・・・・何っ!!え?え??サクラじゃないよな!?)


こんな感じであほ面の私は

当てられるはずもなく午前無事終了。

一階で飯を食い三階に戻る際、再び後輩と遭遇。

「何だこの集まりは?」と聞くと「警察ですよ」と答えた。

警察学校のパトカー研修らしい。

自分の情けなさを心の底から再認識。

1時になり18人の戦士が再び三階教室Bに集結。

ここからは選択行動。6名は実車コース。

私も含め12名は4千円安い社会参加コース(ボランティアコース)。

営業中の上司にバレない為に眼鏡持参してきたが

帽子をかぶるらしいのでそのまま行く事に。

約1時間、県庁近くの道路脇で

帽子を深々と被り、蛍光色の上着を着てプラカードを持つ。

30番がずっと私に話しかけてきていて

多少憂鬱さは消されたし、暇もしなかった。

センターに戻り適性検査とCRTの結果を貰う。

無駄に2つとも良い評価。

30番はというと・・・。

ま、まぁ確かに落ち着きはないかもな・・・。

最後に免許を受け取り、

30番とも別れを告げ車へ。

さぁ、帰ろうと免許センターから出る時、

いきなり道を逆走してしまう。

情けなくも慌てて車をバックする私を

ずっと待っていてくれた後ろの車


30番だった。