庭木の伐採 | 因業爺のブログ

庭木の伐採

昨日は哀しい仕事でした。庭木の内、手間のかかる大きな樹を二本斬り倒しました。そのお宅はお年寄りと仕事の安定しない未婚の娘さんの二人暮らしで以前からのお得意様でしたが、お母様のおっしゃるには、私の年金がなくなると、(私の死後)娘は支払いが辛くなるだろうから………という事で木の高さを詰め本数を減らしたのです。
  長年丁寧に手を入れて来た木を切るのは嫌なのですが仕方ありません。
  実は同様の事はかなり有るのです。先代の作った庭、植えた木を今のご主人は維持出来ないのです。家族の乗る車の台数が増えての件も有りましたが、多くの例は経済的な理由で手間の掛かる松などを切っています。
  基本的には先代も今の旦那も稼ぎは変わらないのですが、支出が増えてるのです。特に携帯電話です。家族の内、高校生以上は皆もっているのではないでしょうか?ソフトバンクの純利益が1兆円を超えたと聞きます。私達植木屋の減収もその一部でしょうか?
  東京の様な大都会では、かなりのお金持ちでないと庭は持てません。私の住む前橋市でも、大きなお屋敷が無くなり小さな建売が並ぶ様になりました。三十五年ローンで月のしはらいが五万円とか云う小さな家です。勿論庭らしき場所は3平米程、樹を植える筈も有りません。それも有れば良い方で大抵は駐車場で終わりです。
  その一方、未だ未だ住めそうな家が空き家として沢山放置されています!其処には立派な庭木が手入れされないままに伸び放題になっています。その住人は介護施設にいたり、もう亡くなっていたり、子供達は遠方に居るのですが、売れもしません。
  日本社会は何か間違って居ませんか?核家族化は正しかったのでしょうか?昔の様に、爺ちゃんやお婆ぁちゃんがいる暮しは間違いですか?車と携帯電話で家計が苦しくなるのは?庭に緑もない暮しは?
  その日本は今、安倍政権の暴走で危険にさらされています。私達は今、いろんな事を改めて考えるべき時ではないのかなあと、感じます。
  雨の日の植木屋は道具の手入れが終ればお休みです。溜まった新聞でもよもうかなぁ!