これは僕の独り言で、備忘録みたいなもんなんだけど、ひとつ、いいことに気づいたから、それを書いとくよ。

 

なんかさ、何をやっても、50点みたいな。70点出たら、わーい、みたいな。

俗にいう「パッとしない」生活が続いてたのね。少なくとも、自分はそう感じてた。

 

僕はポケカのサイトを作って、それから、とかく「楽しくやってます!」というアピールをしたけど、その実それだけじゃなかった。

自分の中の「なんか違うな~」という感覚と戦うことが多くて、でも惰性で文字が書けちゃうのは、それが得意だからなんだけど。

自分の世界を作ってるように見えて、そうでもないものが出来上がってることに薄々気づいてるけど、でもそれを言語化できたのすら今が初めてでさ。今までそれが、「なんか違う」だったのさ。

 

親父がさ、LINEを送ってきた。

何かと寡黙で、口を開いてもおどけたことしか言わない親父が、ましてや個別LINEを送ってくるなんて、事務連絡的なことしか今までなかったから、驚いたんだよ。

 

「ポケモンカードのホームページを作ったりして頑張ってるんだね。(原文ママ)」

 

僕は、あー、今から怒られるんだなあと思った。それほどのことでないと、親父は個別でメッセージなんてよこさないから。

でも、その続きがさ。違ったよ。

 

「ところでおまえは、竹原ピストルの「よー、そこの若いの」って知ってるか? お父さんは今、そういう気持ちです。」

 

わからなかったから、「どういうこと?」って聞いた。

その返事がこれだったよ。

 

「こんなのだよ。
よー、そこの若いの 
俺の言うことをきいてくれ 
「俺を含め、誰の言うことも聞くなよ。」」

(原文ママ)

 

何かをやろうとしたとき、おまえのことを愛している人たちが、それも、おまえよりも長く生きている人たちが、良かれと思って、色々なことを言うかもしれない。

でも、何が正しいのかはわからないし、決めるのはおまえだ。

自分が考えたことだけをすればいい。

 

父はそう続けた。

 

僕は、見透かされているような気がしたよ。

 

やっと、「なんか違う」の正体がわかった。

自分の心の中の、両親とか、友達とか、尊敬している人とか……常に「あの人は、今僕がしていることになんて言うだろう」って、そんなことを考えてたんだよ、僕はね。それに、やっと気づいたの。

 

こんな時間にゲーセン行くの、なんかなあ……。

昨日も外食したし、今日はさすがに……。

髭剃るの面倒だけど、でもさ……。

 

僕はその「……」の後がよく分からず、もやもやすることが、毎日、無限にあった。

でも、そういうことだったよ。

「……、きっと、もし両親がいま僕を見ていたら、悲しむだろうな」

 

そういうこと。

 

なんか、父からのメッセージに、涙が出そうで、でもなんか泣けなくて、呆っと画面を見てた。

自分ひとり走るのに、他の人を何人も背負って走ってたから重かったのかぁ。

 

なんかさ、ジャンプ漫画の主人公が、特訓を終えて、重いバンドをガシャーン!って外して、「さあ、ここからが本気だぜ」みたいなさ。

 

自分ひとりの重さってこんなに軽かったっけ、と、それに気づいたときに驚いた。

 

これは僕の備忘録だけど、どこかの誰かの役にも立つかもしれないと思って、ブログにしました。

 

それは、耳タコのワード「自分らしさ」の正体かも。