今回も夏の暑さ対策に有効な窓ガラスに貼る『遮熱フィルム』についてお話しさせていただきます。
前回は太陽から発せられる光線の種類についてご説明しました。
今回は、窓ガラスに貼る薄いプラスチック製のフィルムで、どのような仕組みで太陽の暑さを防ぐ事が出来るのかをご説明します。
太陽光線から発せられている『紫外線』『可視光線』『赤外線』はすべて電磁波として地球に注がれており、それぞれの波長(波の大きさ)で区別されています。
そこで、それぞれの電磁波の波長を通さないようにすることで、日焼けを防止したり、眩しさを防いだり、暑さを低減させたりすることが可能となるのです。
つまり、太陽光線から発せられている暑さを防ぐためには、『赤外線』と呼ばれている波長の電磁波を通さないようにすればいいという事になります。
『遮熱フィルム』にはこの『赤外線』をフィルムにいったん吸収させて通りにくくする吸収タイプの遮熱フィルムと、『赤外線』を反射させてしまう反射タイプの遮熱フィルムがあります。
吸収タイプの遮熱フィルムは、50ミクロン(1ミクロンは1/10000mm)という薄いフィルムに酸化金属がコーティングされており、その酸化金属が赤外線を吸収して通しにくくする
タイプです。
反射タイプの遮熱フィルムは同じく50ミクロンの薄膜フィルムに、フィルムの種類によってアルミニウム・金・銀・銅・チタンなどの様々な金属がコーティングされたフィルムで、それぞれの金属が持つ特性を生かして赤外線を反射させて室内に入れにくくするタイプです。
吸収タイプの遮熱フィルムも反射タイプの遮熱フィルムにもそれぞれ特徴があり、使用したい場所や用途によってどちらを選べばいいのかが違ってきます。
次回はその違いについてご説明します。