こんにちはキラキラnagisa(なぎさ)ですおねがい

 

前回までの記事で、INFPの恋愛の傾向について、基本的な性質や、どんな人が合うのかという点から考えてみました。

 

 

 

 

前回から間が空いてしまいましたが、INFPの恋愛・結婚シリーズ、最後です。


今回は

 

「自己理解(自己受容)」がなぜ恋愛やパートナーシップにおいても重要なのか、

ということについてもう少し掘り下げて考えてみます。

(※「自己受容」についてよくわからないかたはこちらを参照)

「自己受容」①~すべての基本!「ありのままの自分」でいいの?

 

なぜか、恋愛や結婚生活の中で、付き合い始めはいいけれど、付き合っていくと相手に要求ばかりしてしまいうまくいかなくなってしまう人。

本当は穏やかな恋愛を求めているけど、付き合うといつも喧嘩ばかりしたり、「お試し行為」(自分が愛されているか確認する行為)をしてしまい、相手を信じられない。

相手から「重い」「ウザイ」と言われて、別れてしまう。

 

そんな悩みを感じている人も多いかもしれません。

今回は、そんな「なんかわからないけど、恋愛がうまくいかない…」という人に向けた内容でもあります。

■自己受容と恋愛の関係

いきなりですが、私は

「自己受容」(自分を受け入れること)が出来ている人が、真の意味で人を「愛する」ということができる
と考えています。

 

自分で自分のことを認める、受け入れる、好きになる、安定した自信がある、

そういう人のほうが、人に対して愛を与える側になれる、ということです。
 

これは、完全に「自己受容」が出来ていないなら、人を愛することが出来ないとか、

付き合ったりパートナーを作ったりすることが出来ない、という意味ではありません。

 

ただ、他人に求めるものが、「自己承認」である場合、

その関係性がいびつなものになってしまう可能性があるということです。

「自己受容」が出来ていない場合、もしくは「自己否定」の感情が強い状態のとき、
心の中では、承認欲求が強くなってきます。

  • こんな自分はダメだ…
  • 自分で自分のことが嫌い
  • 他人がうらやましい
  • 自分なんて生きている価値がない・・・

そうやって自分に対して負の感情を向けるとき、心の中のどこかには

「認めてほしい」「受け入れてほしい」という気持ちがあります。
「こんな自分ではダメだ」と思う反面、「そんな自分でもいいよ」「自分は十分に頑張っている」と思っている自分もいるわけです。

「こんな自分ではダメだ」と思っているとき、それは自分の本心ではなく、

周囲の人間が発する社会的な常識や、自分自身の中の思い込みによる、外的な基準によって自分を攻撃している状態です。

本当の自分の気持ちや感情を認めたいけど、それは社会的にダメだとされていることだから、という判断により、それを認めたら負けになるとか、自分がもっとダメになる、と思ってしまうわけです。

そんな時、自分の気持ちを自分が認められないので、無意識のうちに自分の本当の気持ちを癒してくれる他人を求めていきます。

  • 私の本当の気持ちを分かってほしい
  • 共感してほしい
  • 慰めてほしい
  • もっとかまってほしい
  • 大切に扱ってほしい

心の中の抑圧されていた気持ちが他者に向けられ、少しでも自分に関心を持ってくれる人に、こうした要求を突き付けてしまいます。
承認欲求を、他人にぶつけてしまうんですね。

そうなると、当然普通の人であれば「重い」と思われますし、「その感情に付き合いきれない」「ケアしきれない」と判断されるでしょう。

■共依存関係を「運命の人」と誤認する理由

自分の強い承認欲求が満たされないとき、「愛されたい」という要求を受け止めてくれ、自分をかまってくれる人に依存してしまいます。

その相手が同じように承認欲求が強い相手の場合、さらに相手もあなたに対して様々な要求を突き付けてきます。

尽くすことをお互い「愛情」と感じる場合も多いでしょう。
そうやって、お互いがお互いの承認欲求を満たしあうために関わっていくと、共依存関係に陥っていきます。

ここで、気を付けてほしいことは、このように承認欲求が満たされていない人は、
自分の過大な要求を受け止めて、自分の承認欲求を満たしてくれる相手を、「運命の相手」と勘違いしやすいということです。

 

こんなに私の要求を受け入れてくれる人はいなかった

自分の願望をかなえようとしてくれる人はいない

自分にここまで尽くしてくれる(もしくは自分がここまで尽くそうと思える)相手はいない

 

そう思い込んで、相手を「唯一の存在」と思いこむことにより、より離れられなくなっていきます。

世の中には、そのように承認欲求を満たしあう恋愛や、パートナーシップが非常に多いと思いますし、それを否定するわけではありませんが、それだけが「運命の相手」や「相性のいい相手」というわけではないと、私は考えています。

結局、そのような自分の「心の穴」を埋めるための、承認欲求を満たすための関係であれば、

お互いにそれが埋まるどころかどんどん埋められない部分が大きくなっていき、よりその穴を広げていくことになりかねません。

なぜかと言えば、結局、その「心の穴」は、自分が自分自身を受け入れていないこと=「自己受容」が出来ていないことに起因しているからです。

他人が自分を認めているから、他人に愛されているから、というところに自分の存在意義を認めようとすれば、

その人に認められないこと、愛されないことを恐れるようになります。
他人に認められなければ、自分の価値がなくなってしまうような恐怖を感じるのです。

結局そういった関係性の場合、お互いがお互いをコントロールしようとする(自分の思うとおりに動いてほしいと思う)関係になってしまい、期待する行動が返ってこなかった場合に不安定になったり、不信感を覚えたりするようになってしまいます。

毒親育ち、ACの恋愛がうまくいかない理由

このような、承認欲求が満たされていない、自己受容が出来ていない状態は、毒親育ちとか、AC(アダルトチルドレン)など、幼い頃の生育過程の中で適切な自己肯定感を育まれてこなかった人にありがちです。

本来は、幼い頃に家庭の中で

そこにいていいんだよ
あなたがいてくれてありがとう


というメッセージを受け取り、安心して暮らす中で、健全な自己肯定感が育まれていきます。
しかし、そうでなかった場合、常に自分の安心が確保されず、自分の身を自分で守らなければ生きていけないような、危機感を抱えて暮らすことになるわけです。

「なんか恋愛がうまくいかないな…」「付き合うと必ず相手に強い要求をしてしまってうまくいかなくなる…」という人は、

実は振り返ってみると家庭環境に問題を抱えている場合も多いです。

 

親によって与えられなかった愛情を、恋愛の相手から求めようとするのです。

しかし往々にして、他人からはそれほど深い愛情を得られないし、相手に求めているものが「自己承認」なので、それを満たせる相手が見つからず、上手くいかなくなってしまうということです。

「自己受容」が関係改善の近道

ここは私の持論になりますので、いろいろな意見があると思いますが、

私は、幸せな恋愛や結婚をしたいと思っているなら、

婚活に精を出したり、外見を磨いたり、何かのスキルを身に着けたりといった外に付け足す部分に気を遣うよりも、

まず、自分の心の中、自分が自分を認める、という

内側のケアをしていくほうが近道なのではないかと考えます。

  • 自分が本当にどう思っているのかを掘り起こしてみる。
  • 自分を縛っている考えを手放してみる
  • 本当にやりたいことをやってみる
  • 自分の感情をそのまま受け入れる

そういうことを繰り返していくうちに、他人の評価や承認を得られなくても、

「自分は自分でいていい」

「誰からも認められなくても、自分は自分を認めていく」

そんな気持ちになっていきます。

 

そういった「自分で自分を認められる」=「自己承認欲求が低い」状態の方が、

恋愛に関わらず、人間関係全般がうまくいきやすくなります。

 

往々にして、毒親育ち、ACなどの自己肯定感低めで、承認欲求が満たされていない人は、

他者との関係性に、「重め」の関係を求めてしまいます。

 

毎月毎月「あなたが私を愛してくれないなら自殺する!」と叫んだり、

「世界一愛してくれないなら付き合ってる意味がない!」とか突きつけたり

「夜中に寂しいと言ったら5分で駆けつけて!」とか無理な要求をしたり

そんなやり取りをする関係性は、一般的に普通の人にとって「重すぎ」ます。(※私見です)

 

お互いが安定的な精神状態を保ったまま、他人同士であるという境界線を保ち、

お互いを承認欲求を満たすための道具として使うのではなく、お互いの人格と性格、気質を理解して、

それぞれを認め合いながら、パートナーシップを築いていけるとき

「安心」「心地よさ」「幸せ感」「信頼感」などの、

本当にあなたが欲しがっているものを感じることが出来るはずです。

 

もちろん、現実の人間関係はもっと複雑で、上の関係性は理想論的すぎると思われるかもしれませんが

まずは「他人は自分の自己承認欲求を満たすために存在しているわけではない」という、当たり前の事実に気づくことで、関係が改善することもあると思います。

これは、「自分は相手の承認欲求を満たすために存在しているわけではない」ということでもあります。

モラハラ、パワハラ、共依存、過干渉、などなど、そういった歪な関係性になっている場合、そこには相手を人間ではなく「道具」としてみている価値観が背後にあるわけです。

 

INFPやHSPに限らず、恋愛や人間関係に悩んでいる人は、まず自分自身を受け入れるという「自己受容」について考え、行動していくことで結果的に様々なことがうまくいく可能性が大きいと思います。

自己受容については、このブログでもその具体的な方法などを書いていますので、参考にしてみてください下矢印

 

 

■「自己受容」について考えるためのおすすめ書籍

毒親育ち、ACを自覚されている人、恋愛やパートナーシップにおいて相手に対して高すぎる要求をしてしまいがちな人におすすめの書籍をいくつか挙げていきます。

特に「アダルト・チャイルドが自分と向き合う本」は、恋愛関係なく、毒親育ち、ACを自覚している人に読んでもらいたい本です。

ワーク形式で自分の過去と向き合うことが出来る方法が載っているので、実践的でもあります。

 

 

 

 

 

 

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