55:15 Never Too Late

55歳の男女5人がある日突然15歳に若返り、それぞれの「後悔」をやり直す

キーワード・キャラクター属性
  • 群像劇
  • 後悔
  • 学生時代に実家を飛び出したまま時を経てしまった、クビになった声優
  • デビューでヒットして以降は泣かず飛ばずの、不真面目なシンガー
  • 恋に敗れた、ゲイの飲食店オーナー
  • 余命僅かなことがわかった、真面目で堅物な教師
  • 経営不振で自分のボクシングジムを畳むことになりそうな元ボクサー
  • 作品情報

    放送:2021年12月-2022年1月, GMM25, Disney+ Hotstar(タイ). タイ, 全16話

    監督:Saranyu Jiralaksanakul

    キャスト:Nanon Korapat Kirdpan, Jeep Wasu Saengsingkaeo, Piploy Kanyarat Ruangrung, Nok Sinjai Plengpanich, Khaotung Thanawat Rattanakitpaisan, Kob Songsit Rungnopakunsi, View Benyapa Jeenprasom, Kara Polasit, Kay Lertsittichai, Amarin Nitibhon など

    あらすじ 55歳の男女5人は、不思議な印刷屋で個人情報カードを印刷したのち、目覚めると15歳の姿になっていた。彼らは元に戻る方法を探しつつ、それぞれの「後悔」を消化していく。
    <Sanのあらすじ>
     55歳の男性声優Sanはこのところ喉の調子がずっと悪く、ついにお役御免になってしまった。その後、酔って目覚めると15歳の姿になっていた。彼は学生時代に家を飛び出したきり一度も戻らず、そのうちに母親は亡くなってしまっていた。また、15歳になる直前、忘れられない初恋の女性と偶然すれ違っていた彼は、彼女の娘が通う学校へ15歳として潜り込む。
    <Jayaのあらすじ>
     55歳の女性シンガーJayaは、若い頃のデビュー曲がヒットして以降は鳴かず飛ばず。たいした努力もせずに大きな顔をし、今は酒に溺れ、自分のデビュー曲をアレンジカバーした若いシンガーに追いやられ、契約を切られてしまう。自分を見捨てた事務所の所長に復讐するため、あの手この手で見返していこうとする。
    <Songphonのあらすじ>
     亡くなった母親から引き継いだ飲食店を経営しているSongphonは、家族にはゲイであることを明かせないでいる。また、家族のように可愛がっていた想い人が再婚することを知って意気消沈していた。シッパー(腐女子)の姪に背中を押されつつ、想い人の再婚式に向けて自らの思いを昇華していこうとするが、15歳になってしまう。そして、想い人の息子と姪が通う学校へ通うことになる。
    <Charuniのあらすじ>
     女性教師Charuniは規律を重んじ、誇りを持って仕事をし、学校に貢献し続けていると思っていたが、真面目で堅物な教師として学生に疎まれている。そんな折、自分の余命が僅かであることを知る。その後、15歳の体へ若返った彼女は、彼女へアプローチしてくる若い男性の力を借りつつ、死ぬまでにやりたいこと10個を遂行していくことを決意する。
    <Amonthepのあらすじ>
     元ボクサーAmonthepは、師匠から引き継いでやってきたボクシングジムもついに畳むことになりそうである。彼は昔、チャンピオンシップの直前に暴行を受け、足に怪我をした結果、チャンピオンになれずに夢破れたのであった。15歳になった彼は、ボクシングジム再興のため、息子が通う学校へ潜入して有能な人材を見つけることにする。
    elle的ハマり度

    総合評価:★★★★★

     それぞれの人生に深みがあるため、突拍子もない「若返り」ではあるものの、奥深く心に響く話となっていた。また、キャストもGMMTVが誇る若手人気俳優とベテランの共演で見応えがあった。

    推しポイント
    1. 奥深く、どの年代にも学びのあるストーリー
    2. 豪華なキャスト陣
    3. 個性豊かなキャラクターたち
     タイトル通り、「いつだって遅くない、後悔のないように生きよう」というメッセージが伝わってくる作品。とりあえずキャスト目当てでも良いので若い人にもぜひ見てほしいが、多少説教臭く感じるかもしれない。
    視聴方法2022年4月9日時点では、全話をGMMTV公式Youtubeチャンネルから視聴可能。日本語字幕つき。

    公式のYoutube再生リストはこちら:

     

     

    ポスター画像はGMM TVのホームページより