（結月ゆかり）あ～あ、今日も釣れないな～。
（初音ミク）うわ～あの人いるわ～
（亞北ネル）本当にずっとここに住んでるの？
（重音テト）アンタも先々月遭遇したでしょ？
あの凶暴な人。
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ブログ版ボカロ小説
◇林の中の結月ゆかりさん
せっかく紅葉狩りに来たのに
ゆっくりできそうにないよ。
え？私ら紅葉狩りに来たの？
まだそこまで染まってないよ？
違うだろミク。
アンタが髪留め落としたって言うから
こうやって探しに来たんじゃないの。
あ、そうだった。
でもあの人のそば歩くと
怒られそうで嫌だな～。
いっそこの顔で脅かしてくるお。笑
やめて、火に油を注ぐような事しないで。
そうよ、三十路かテメーは。
誰が三十路じゃ
ヒィー
ていうかミク、あの子アンタのことを
先輩とか言って大人しくなるじゃん。
だからアンタが先頭に
それがダメなのよ
は？なんで？
この髪型であの子の前に出たらさ・・・
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
グォルラァ！
釣った魚を盗もうと
するんじゃね！！
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ってすごく怒られたのよ。
例えるなら、そうねぇ。
ちょうどアンタが三十路の
デビルウーマンのような鬼の形相
お前まで三十路言うなや！
ヒィーさあどうしましょう
さあどうしましょうって、
私ら早く帰りたいんだけど。
あれ？ミクの髪留め、あそこに落ちてるじゃん。
あ本当だ。
ちょうどあの子のすぐ後ろに。
あー思い出した。
あそこで葱かじってたんだった。
そばにバケツがあって、
中ザリガニしか入ってなかったけど。
なんじゃそりゃ
ザリガニしか釣れんって
しかも葱かじってたって
でも後は取りに行くだけね。
はい、行ってらっしゃい。
はい？いや、だから取っておいでって
怖いから嫌です
怖いのは皆一緒だよ～
仕方ない、こうなったら
取ってきてくれるの？
違うわボケェ！
取りに行くのはアンタ！
で、もしもあの子が襲い掛かってきたら
私が食い止めてやるって言ってんの！
そんなことできるの？
ミク、ちょっと手出して。
こう？ペッチン
イッタ！
何すんのよ！？
あらやだ、髪留め取れちゃった。
結んだ髪をムチのように使うとかｗ
ちょっとテト！いきなり痛いじゃないの！
ゴメンゴメン。
私の必殺技を試したくて。
だからって私で試すな！
（私も試したい。笑）
じゃああの子に気づかれないように、
そーっと歩いて取りに行こう。
もしも気づかれたら・・・
ミクは何か護身用のアイテムとか
持ってないの？
お前が助けるんじゃねーのか
そりゃアナタ、ワタクシこの、
葱ブレードがございますから。
葱で
飛天●剣流を
喰らわしますので
いつ覚えたんだその技
るろうに●心か
何で敬語なんだ
もしも私がやられた場合は・・・
そこはアナタ
テットさんが
はい私が
アナタ
テットさん？
はい私
テットですけど
何で「ッ」入れて呼ぶんだ
何この会話
アナタのそのー、さっきの髪で
ドＳなムチのようにあの子を
食い止めてくれれば良いかなーと。
あーさっきのヤツでですか？
さっきは本当にテットさんに
ＳＡＴＳＵ意が芽生えましたからね
それをあの子にも味わらせてあげれば
あれ毎回髪留めが外れるし
髪の先っぽも枝毛になるから
あんまり使いたくないんですよね
アレ髪が傷むんですか？
それをワタクシに喰らわすって
ちょっとおかしくな
はいミク、髪留め。
どうしたのコレ？
あの子もうどっか行っちゃったから
私が取ってきた。
二人とも話長いし
テットさん
さっきのお礼として
この葱ブレードによる
飛天●剣流を
怖いから嫌です
※
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