プロローグ ───「ジョージ・ブッシュの医薬品ぼったくり詐欺(2)」からのつづきです。
ジョージ・ブッシュの
医薬品ぼったくり詐欺(3)
[AHRP]2006年10月26日
ホワイトヘッド:リスペリドン(Risperdal)には致命的な副作用があったのでは?
ジョーンズ:間違いありません。あらゆる種類の致命的な副作用があります。事実、私はペンシルヴェニア州のいくつかの資料を調べましたが、精神病患者には最大約109kgの体重増加が見られ、糖尿病の発生率が高いことが分かりました。
ビッグファーマがこれらの医薬品をペンシルヴェニア州に持ち込んだとき、それはFDAが副作用について公式発表する前ですが、ビッグファーマは糖尿病を引き起こしたことを知っていました。
さらにリスペリドンは、糖尿病だけでなく、高齢者グループに脳卒中を引き起こします。
ここで重要なのは、科学を無視して人々に押し付けたということです。TMAPを処方集に採用させるために行われたのは、「専門家合意形成プロセス」(Expert Consensus Process)と呼ばれるものでした。
TMAPプログラムのメンバーは、各医師の意見を分析し、製薬業界につながったTMAP管理チームが都合のよい医師を選別します。その選ばれた医師が、ビッグファーマの医薬品がより安全でより効果的であると判断します。
これが定番になりました。しかしこれは、科学ではなく疑似科学です。最初の統合失調症の合意形成のために集められた55人のうち、27人は製薬業界と関係がありました。
ホワイトヘッド:テキサス州がすべての始まりですか?
ジョーンズ:間違いありません。
ホワイトヘッド:なぜテキサス州だったのですか?
ジョーンズ:テキサスは、全米でもっとも精神病院と刑務所が多く、メンタルヘルスの患者と囚人がもっとも多い州だからです。
TMAPが発効する直前、テキサス州議会は突如として、州全体のメンタルヘルスの患者と囚人の治療の責任をテキサス大学の医学部に押し付けました。
これによって、製薬業界は意思決定者を少数に囲い込み、潜在的な顧客である膨大な患者と囚人を手に入れたのです(そして、責任も回避できます)。
加えて、テキサス州議会は年2回しかなく、2年で140日しか会議をしません。すべての州議員には、2人か3人の医薬品ロビイストがいて、立法を監視する存在もありません。何人かの主要な意思決定者に影響を与えれば、製薬業界の思い通りです。
ホワイトヘッド:ブッシュが知っていた、または関与した証拠はありますか?
ジョーンズ:ブッシュが嘘をついた、ブッシュが騙された、ブッシュが賛同したかは不明ですが、ブッシュは立法に関与しました。アル・ゴアとの大統領選挙の際、ブッシュは討論会でTMAPを支持していますので、間違いなく関与していたでしょう。
ホワイトヘッド:ジョージ・W・ブッシュのメンタルヘルスに関する新自由主義委員会というのがありますね。
ジョーンズ:メンタルヘルスに関する新自由主義委員会は、完全なまがい物です。
委員会は、1年間で全米のメンタルヘルスサービス提供システムを調査するために、22人を任命しました。22人は全米のあちこちに行き、公の会議や討論に参加しましたが、証言したのはたった3分です。
おそらく、この22人の考えをまとめて報告書にしたのでしょうが、報告書を読むと完全に一貫しています。つまり、たった1人で書いています。製薬業界の資金と援助ですでに実施されているプログラムを、提案し推奨してるだけです。
別の州であっても、専門家合意形成プロセスの取締役会は、直接または間接的に、TMAP、製薬業界、ブッシュと関係を持っていました。どの取締役会も、不釣り合いなほどテキサス人でした。
ホワイトヘッド:あなたはTMAPプログラムに基づいたPennMapプログラムに関わっていましたよね。
ジョーンズ:はい。製薬業界は、ペンシルヴェニア州に教育助成金を与えました。テキサス人たちを連れてきてTMAPプログラムを売り、ペンシルヴェニア人たちをテキサス州に連れていってTMAPの輸入のために直接資金を提供しました。
ホワイトヘッド:2002年にあなたがペンシルヴェニア州監督総局の主任研究員に任命されたとき、教育助成金の対象となるいくつかの銀行口座を発見しました。疑惑の発端は何だったのですか?
ジョーンズ:ある銀行口座が、州の会計監査役に登録されておらず、帳簿外に設定されているのを発見したからです。その女性秘書は、上からの指示で銀行に小切手を持って行き、当座預金口座を開設していました。
ホワイトヘッド:誰がその口座を開いたのですか?
ジョーンズ:製薬業界が教育助成金を出すときは、まず小切手がハリスバーグ州立病院に送られます。次に、主任薬剤師が小切手をお金に替え、裏書きして教育助成金として当座預金口座に預けるのです。小切手帳は秘書の引き出しに保管されていました。
この当座預金口座から、TMAPの担当者と会ってTMAPプログラムをペンシルヴェニア州に輸入するために、ニューオーリンズなどへ飛行機で旅行し、豪華なディナー代金などを支払っていたことが分かりました。
すべて帳簿外です。製薬業界では合法的に処理できないからです。例えば、いくつかの文書でも、製薬業界がこの当座預金口座と人々を利用し、違法な方法で裏金を作っていたことは明らかでした。
悲しいことですが、製薬業界は規制さえ改ざんするでしょう。すべては製薬業界の利益のために行われ、最終的に納税者が支払うのです。恐ろしくい高価で、人々を見放し、切り捨て、天国へ送るため医薬品を義務付けることで・・・。
エピローグ ─── コロナワクチンという計画は、今回はじめて計画された訳ではありませんよね。何も知らされないまま、これまでに何度も、実験、診察、医薬品、ワクチン、ケムトレイルなどの形で実行されてきました。
気付く人、反対する人が減ったから大胆になったのです。どこかの善意ある人たちが世界を守ってきたのではありません。
「ジョージ・ブッシュの医薬品ぼったくり詐欺(4)」へつづく・・・。