プロローグ ─── 長時間パソコンを触っていると、手の痺れや注意が散漫になるのを感じることがあります。やはり問題がありそうですね。
デジタルメディアに
記憶障害の可能性【概要】
[Global Research]2020年10月29日 ケビン・P・マドーレ、アンナ・M・カゼンツォン、ほか
※ 文中の[数字]は論文の項目番号です。
デジタルメディアとテクノロジーの爆発的な普及にともない、学者、教育者、そして一般の人々は生活におけるアテンション・エコノミー※の役割に注目しつつあります[1]。
※ コンテンツの注目度と経済の密接な関係。
現在デジタル文化が台頭していますが、なぜ人間は覚えたり忘れたりするのか、そして、なぜ一部の人は他の人よりもよく覚えているのかについて、長年の科学的研究と同じ傾向が見られました[2-6]。
ここでは、自発的注意が失われるかどうかを調べています ─── 瞬間記憶[7-12]、個人差[13-15]、日常においてデジタルメディアに触れる時間[16-19] ─── デジタルメディアには記憶と負の相関関係があります。
脳波の記録と注意力に関する瞳孔反応の測定[20, 21]では、80人の若者(平均年齢21.7歳)による目標記憶力と行動記憶力、検索能力を記録しました[22]。
注意力の持続性については、デジタルメディアに触れる時間[23]、質問テスト[24, 25]により定量化されました。
一定時間の検索数、アルファ波、瞳孔径の測定により、行動記憶力が失われるとともに集中力が低下し、目標記憶力と脳波も低下することが示されました。
注意力に限定して測定した場合、脳波が低下すると記憶力も低下します。
私たちが瞬間に覚える、あるいは忘れる理由、一部の人が他の人よりよく覚えている理由の一部は、注意力によって説明できます。
デジタルメディアに触れるほど、注意力を失い、忘れる傾向があります。
エピローグ ─── この論文では原因を示していませんが、新聞など、他のメディアと何が違うかといえば言うまでもなく電磁波ですよね。
僕は瞑想によって注意力と手の痺れを解消しています。慣れると一瞬で注意力が戻り、手の痺れも軽減できます。しかし、電磁波によるDNA損傷は世代を超えて蓄積しますから、電磁波対策、時間管理は大切ですね。