(CNN) インドで初となるイタリアの高級車メーカー、フェラーリの販売店が首都ニューデリーにオープンした。

フェラーリのフェリサ最高経営責任者(CEO)は26日のオープニングイベントで記者団に、「この国と経済の活力を考え、機が熟したと判断した」と語った。インド国内でもフェラーリの熱狂的なファンは多く、販売店ができる前から既に50人の所有者がいるという。

アジア進出の動きを加速するフェラーリにとって、インドは58番目の市場となる。

同社のモンテゼーモロ会長が先にCNNのインタビューで明らかにしたところでは、1990年代初めごろまではフェラーリの販売の90%を米国、ドイツ、イタリア、英国の4カ国が占めていた。

しかし現在では中国が2位に浮上し、アラブ首長国連邦、シンガポール、香港などにも進出。今回のインドに至ったという。

フェラーリ進出をきっかけに、インドの富の偏在をめぐる論議が高まる可能性もある。世界銀行によれば同国の人口の27.5%は貧困水準以下にあり、安全な水の供給が行き届かない層は16%に上っている。


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