格差の広がりがますます広がっていくんだろうなと考えてる今日この頃です
勝ち組 負け組 に代表されるように今の日本は 所得格差、情報格差、教育格差、地域格差、経済格差、賃金格差、収入格差、雇用格差 とあらゆる業界や地域での勝ち組、負け組がハッキリ2極化してしまう格差社会化の問題を抱えています
これは日本だけの問題だろうか
そうではないのです世界的に、所得格差は拡大する傾向がみられるです
特に英語圏では高額所得者の独占度が高まっているのです
例えばアメリカでは所得上位0.1%の高額所得者の所得総額は、1970年代までは全所得の2%程度だったが、2000年には7%を超えているです。これに対して日本の独占度は、この30年間ずっと2%で、ほとんど変わっていないのです
他方、所得格差の拡大した国ほど成長率の高まる傾向がみられ、この点でも英語圏が最高で日本は最低なのです![]()
なぜ世界的に格差が拡大していってるのでしょう
世界的な格差拡大の原因は、二つあると考えられています![]()
① IT(情報技術)の普及
② 単純労働者の平均賃金の低下
上記2つと言えるだろう
IT(情報技術)の普及によって知的労働者の情報生産性が上がったため、それに対応して高級ホワイトカラーの賃金が上がる一方、単純な事務作業がコンピュータに代替されて、ブルーカラーの賃金は下がったのである。逆に日本でこういう格差が広がっていないのは、雇用慣行が硬直的なためにITによる業務の合理化が進んでいないことが原因と考えられます
なので成長率も上がらないのです![]()
②に関しては、グローバル化による新興国との競争で単純労働者の平均賃金が下がっている事です
日本で起こっている「デフレ」の最大の原因は、実はこの単純労働者の平均賃金の低下であると考えられる
【 格差拡大 】 は、グローバルにみると先進国と新興国の格差縮小なので、必ずしも悪いことではないのですが、それを止める方法もないのが現状です
① 新興国と競合しない知識集約的な産業を発展させる事
② 新興国と競合しない内需産業に労働人口を移動する事
上記2つが日本がこれに対応する方法ではないだろうか
しかし上記2つを取組むには中小企業には厳しい
成長率を高める点で①だが、知識集約産業にはあまり雇用吸収力がないのである
日本の成長率が高まることが今後あまり期待できない以上、②を進めていかないといけない、特に福祉サービスの労働生産性を引き上げることによって、格差の問題にも対処することが賢明ではないだろうが・・・
しかし①②共に大手企業や国との連携が求められるも事実ではないだろうか


