東北や北関東では広範囲で停電が発生、携帯電話や固定電話も通じにくくなっている。各県や県警は情報収集を急いでいる。
秋田市内は停電が発生。秋田県警や県庁も「情報が入っていない」と話し、情報収集を急いでいる。
青森県八戸市役所では職員ら中にいた人が全員建物の外に避難した。青森市内では停電のため信号機がつかず、ところどころで警察官か手信号で交通整理をしている。
青森県庁では津波を警戒し、県内の市町村を通じて沿岸部から離れるように住民に呼びかけている。
JFE千葉製鉄所(千葉市)の工場では、茶色い煙が上がっており上空から消防のヘリが状況確認を急いでいる。
青森県太平洋沿岸、岩手、宮城、福島、茨城各県には津波が到達。福島県相馬で津波の高さを7.3メートル以上を記録するなど、各地に被害を出した。
大津波警報は11日午後4時9分現在、岩手、宮城、福島各県、北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、茨城県、千葉県九十九里・外房、伊豆諸島、北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸西部、青森県日本海沿岸、千葉県内房、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、和歌山県、徳島県に発令されている。
三陸沖を震源とする地震について、総務省消防庁は11日午後4時すぎ、岩手、福島、茨城、千葉、東京の5都県の計36カ所で火災の発生を確認したと発表した。内訳は岩手6件、福島14件、茨城14件、東京1件、千葉1件となっている。