フェイエノールトのFW宮市亮(18)が“ぶっつけ本番”でロンドン五輪アジア2次予選に臨むことが濃厚になった。

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 オランダリーグで活躍する宮市に関して、U―22日本代表の関塚隆監督(50)は今月29日のウズベキスタン戦での招集を見送り、6月からU―22日本代表に招集する方針を固めた。宮市本人の負担を考慮したもので、欧州のシーズンが終了する6月に期待のドリブラーが満を持して関塚ジャパンに加わる。


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 関塚ジャパンの“切り札”として期待される宮市の初招集の時期が内定した。日本協会関係者によると、関塚監督は今月末のウズベキスタン戦ではなく、6月の親善試合と五輪予選から宮市を呼ぶ方針を固めたという。オランダで活躍する宮市が日本と欧州の往復で消耗するのを避けるのが狙いで、フェイエノールトでのプレーに集中することでレベルアップすることも期待している。

 アーセナルからフェイエノールトに移籍した宮市は4試合連続で先発出場。1ゴール1アシストとオランダで旋風を巻き起こしている。関塚監督も「海外に行って実際(試合に)出てるわけですから」と高い評価を下していた。また「情報を集めて自分で見てみたい。Jリーグも始まるしスタッフと手分けする」と欧州に渡って直接視察することも示唆している。


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 5大会連続の五輪出場を目指すU―22日本代表だが、2月の中東遠征ではクウェートのA代表に惨敗。ウズベキスタン戦から招集メンバーを再編することが確実となっている。18歳ながら欧州で活躍する宮市は新たなメンバーの目玉と期待されていたが、原博実技術委員長も「(3月29日は)国際Aマッチデーだから招集に問題はないが、(ウズベキスタン戦)1試合だけだから」と今月の招集に否定的な見解を示している。


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 6月は欧州のシーズンも終了しており、宮市はU―22日本代表に集中できる。また、それまでの3カ月間で大幅な成長も期待できる。ロンドンへの第一歩となる五輪2次予選で、若きドリブラーが関塚ジャパンの武器になる。



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