別会社名義などで受けた風俗営業許可を使ってキャバクラ店を営業したなどとして、神奈川県警生活保安課などは15日、風営法違反容疑で、キャバクラ運営会社大手「プリンスコーポレーション」(横浜市)社長林竜飛容疑者(62)=横浜市神奈川区栗田谷=を逮捕した。同課によると、容疑を認めているという。
逮捕容疑は、林容疑者は別会社などの名義で横浜市内のキャバクラ2店舗の風俗営業許可を受けた上で、1996年1月ごろから昨年3月8日ごろまで、プリンス社にこの名義を使用させて店を営業した疑い。また昨年3月8日ごろ、同市内のキャバクラ4店舗の店長らと共謀し、無許可営業をした疑い。
同課によると、プリンス社は東京都内や横浜、札幌市内などにキャバクラなど約30店舗を展開。実際には各店舗はプリンス社傘下だが、実態のない会社を利用するなどして取得した別法人名義を使い、個別に風俗営業許可を受けていたという。
同課は、プリンス社として許可を受けた場合、1店舗が摘発されると傘下全店が営業停止になるためこうした形を取っていたとみて調べている。
