【ワシントン時事】

米人権団体フリーダムハウスは13日、194カ国・14地域の自由度の格付けをまとめた年次報告書を公表、昨年は25カ国で状況が悪化し、世界の自由が5年連続で後退したと指摘した。また、中国の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞をめぐる中国政府の妨害工作を例に、独裁的な政権が国際社会の意見を無視し、自由の侵害を強めていると結論付けた。


 報告書は中国政府の対応について、「ソ連やナチス・ドイツさえ平和賞をこれほど侮蔑しなかった」と批判。このほか、イランの反体制活動家に対する不当な裁判や、ロシアのプーチン首相の政敵だった石油大手ユコスの元社長に対する有罪判決などを挙げ、こうした政権による侵害が一層攻撃的で確信的になっていると分析した。
 一方、政治的権利と市民的自由の評価に基づき、各国を「自由」「部分的に自由」「自由でない」の3段階に分類した格付けでは、「自由でない」とされた47カ国中、北朝鮮やリビア、ミャンマー、ソマリアなど9カ国が最悪の点数を記録した。



雇われずに生きていく方法!!