調査会社BCN(東京)が13日公表した店頭実売データによると、昨年9月に米アップルが刷新した携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の国内販売の減少が続き、不振となっている。BCNは、売れ筋だった「アイポッドナノ」を小型化した商品戦略の問題を挙げるとともに、音楽プレーヤー機能もあるスマートフォン(多機能携帯電話)に需要が一部シフトしている可能性を指摘している。
 BCNによると、アイポッドの販売台数は昨年9月が前年同月比21.2%減、10月が12.9%減、11月が13.1%減、12月が15.3%減とマイナスで推移した。12月の販売台数はソニー
の「ウォークマン」がシェアトップとなった。
 アップルは「アイポッドナノ」で新たにタッチパネルを採用したが、低価格の「アイポッドシャッフル」に近い大きさに小型化したため差別化しにくくなり、BCNは「(ナノの)魅力が薄れた」と指摘した。
 さらに、同じアップルで音楽再生の機能を持つ「iPhone(アイフォーン)」の所有者は、アイポッドがなくても音楽を楽しむことができる。これもアイポッド不振の一因とみられている。



雇われずに生きていく方法!!