今日は、フレーミングの一つ、リフレームについてお話したいと思います。同じ出来事を経験しても、解釈の仕方は人それぞれです。
そして、その解釈の仕方次第で人生の質が変わってくるのは、言うまでもないでしょう。
そして、コミュニケーションの場においても、この解釈の仕方が影響してきます。
なぜなら、人は自分の視点や焦点で出来事を解釈しその解釈にそって話をするからです。
そして、その解釈の仕方は、その人の話を通して回りの人にも影響を与えます。
たとえば、会社で何かトラブルがあったり、会社の売り上げが下がったとしましょう。
そして、それに対して、社員の一人が
「この会社も、もう落ち目だな。これから、俺達の給料や ボーナスも下がる一方だぞ。」
という事を言い出したらどうでしょう?
周りの人も不安になるし、何かその事を裏付けるような事がある度に、どんどん不安は増して行き、そのことが実現すると思い込み始める人も増えるでしょう。
そして、実際に会社の社員の多くが会社の将来や、自分の将来に不安を抱き始めれば、仕事の能率も上がるはずもなく、良い仕事もできるはずもありません。
その結果、本当に会社の業績が悪化したり、倒産したりということにもなりかねません。
まあ、この例はちょっと大げさでしたが、一人の人の解釈が、発言を通してまわりに影響を与えるのは事実です。
そして、その人の解釈をもっと良い解釈に変えるためにとても効果的なのがリフレームなのです。
このリフレームがうまく使えれば、立った一言で、相手を勇気付けたり、チームの雰囲気を変えたりする事もできるようになります。
また、他人とのコミュニケーションだけでなく、自分自身とのコミュニケーションでも威力を発揮し、あなたの成功や、目標達成にとても役立ちます。
あなたがリーダーとして、主体的に生き、まわりに良い影響を与えることのできる人間になりたいのであれば、このリフレームは、あなたにとってかけがえのないツールになるのではないでしょうか?
