一体何を信じたら?(中編) | 看護職のナレッジマネジメントを支援する変な保健師~創世看匠

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こんにちは。characharaです。
今回も引き続き、情報リテラシーについて、考えていきたいと思います。

■情報リテラシーが生き抜く原動力!

私は、情報リテラシーと看護師というところを専門にしているので、強調するわけではありませんが、今や、インターネットがないと世界経済がまわらないくらい、インターネットありきの社会になり、インターネットも含めて、過剰な情報がありとあふれているため、何を信じていいのかわからない今日になっています。
その情報を洗練し、識別していくための情報リテラシーを持っている人が、これからの時代を生き抜く原動力になると、私は考えています。
では、情報リテラシーとは何なのしょうか。

リテラシー(literacy)というのは、
1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。
2 コンピューターについての知識および利用能力。→コンピューターリテラシー
3 情報機器を利用して、膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、活用する能力。→情報リテラシー

(大辞泉より)

という意味です。

もともとは、読み書き能力のことですから、情報リテラシーというのは、情報をうまく取り扱う能力といえるでしょう。
もっと言うと、情報を自分で読み取る、つまり自分に必要な情報を取り出す能力であり、情報を自分で書き出す、つまり情報を自分なりに加工して自分に合った形に作り直すという活用する能力である、といえます。

他にもメディア・リテラシーとか、ネット・リテラシーとかもありますが、全てが情報に含まれますので、情報リテラシーが一番広い概念であると考えていいと思います。

なぜ、情報リテラシーを持つことが、これからの時代を生き抜く原動力となるか、といえば、ありとあふれる情報がある中で、自分自身で必要な情報を抜き出し、加工したり、作り直したりして、自分に合った情報を使えるようにすることが大事だからです。もともと、情報というのは、人間が何かを判断する時に、意思決定する時に、必ず必要となるものです。情報がないと、人間は、判断したり、意思決定することができません。
あるいは、誤った情報や情報が不足していると、判断を誤ってしまいます。

例えば、意思決定する時にルールがあるのですが、意思決定理論からいうと、複数の選択肢の中から1つを選択すること、というものがあります。
受験の時に、どの大学を選択するか?
このような意思決定をする時に、どんな情報を持っていますか?

1つの大学だけ見て、受けようかどうしようか、と迷っている時は、選択肢を複数持っていないので、意思決定をすることはできません。なぜ、迷っているのかは、実は、隠れた選択肢が別にあるからなのです。
その隠れた選択肢を自分ではっきりとさせれば、おのずと意思決定ができます。
ある大学を受験しようとして、
学費が高いな~・・・ショック!とか
遠いな~・・・しょぼんとか
思って迷っているとしたら、もっと学費が安い大学や、近い大学というのが、自分の隠された選択肢として心のどこかに存在する、ということです。

この隠された選択肢に気付かずに、目の前にある情報だけで大学受験を決定すれば、情報不足により、判断を誤ります。目の前の情報が誤っている(例えば、学費以外に費用が必要なのに、そのことに気付かないなど)のに、そのまま判断をすれば、これまた誤った判断となります。
いずれにしても、入学してから、こんなはずではなかった、とか、聞いていなかった・知らなかった、あっちの大学の方が○○だった、ということになって、自分の判断を反省することになるかもしれません。

そうかといって、判断の誤りを恐れていては、一体、どこまで情報収集をすればいいのか?ということなり、キリがなくなってしまいます。
実は、選択肢となる情報は、多ければ多いほど、人間は判断できなくなってしまうのです。では、いくつくらいの選択肢となる情報があれば、人間は選択できるのか、知りたいですよね。

意思決定を促進する「選択肢削減の法則」~PRESIDENT Online(2004年12月13日)

にそのヒントが書かれています。特に、前半にですが、
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短期の記憶力について昔から言われている「7±2」の原則によると、人間は新しく与えられた情報については一度に「7±2」しか頭の中に留めておくことができない。つまり、一度に覚えられる限界は、5つから9つの間である。
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とのことです。
ということは、何か重要な判断をする時は、5つは選択肢があった方がよさそうですね。

そして、何よりも大事なのは・・・
情報過多の現代社会で「正しい判断力」を保つ秘訣は?~COURRiER Japon(2012年1月26日)


にもあるように、
睡眠ぐぅぐぅ
が大事です!!

では、次回は、あふれる情報が出ているインターネットについて、考えてみたいと思います。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
また、次回もお越しいただけるとうれしいです。

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