2017年5月某日
妊娠11週
この日より前は、自宅近くのクリニックで妊娠判定や心拍確認を受けていた。
でも、そのクリニックは分娩をしていない。
そこで、分娩を希望する 東京衛生病院 で、初診を受けることになった。
予約が取りずらい、と聞いてはいた。
GW前に電話して、約2週間後のこの日に診てもらえることになった。
初めて、荻窪の駅で降りて。
初めての病院、初めての先生。
少し緊張しながら診察室へ。
先生が到着する前に、看護士さんたちから色々な説明を受けた。
皆さんすごくキチッとしている印象。
何人もの看護士さんたちが入れ替わり立ち替わり、テキパキと動いていた。
先生が登場。
軽い挨拶の後、早速経膣エコー。
私の位置からモニターはよく見えなかった。
「ん?」
「11週ですよね?」
先生の第一声。
看護士さんに、週数を確認している。
「排卵が遅れた可能性もあるから…」
赤ちゃんが小さいのかな、と即座に思った。
最後にクリニックで見てもらった時、週数に対して赤ちゃんの身体は少し大きめだった。
何が悪いことが起こったような気がした。
その間も、先生はグリグリと念入りにエコーをしている。
「…心拍が見えないんです」
それまでザワザワと人の行き来があった診察室が、静まり返った。