心の扉を開く

サロンをオープンした頃から

ずっと定期的に来店して下さっていた

お客様(A様)が結婚なさることになり

それはすごく喜ばしいことなのですが

ちょっと遠くに嫁がれることになりました。

昨日が最後の来店日だったので

寂しくなるな～と思いながら施術をしました。

アフターティーをお出ししていつも通りにお話ししていて

私が思っていたことをお話ししました。

『実は最初ご来店いただいた時、次の来店はないな～って思っていたんですよ～』

A様『え～！そんなことないですよ～‼︎』

『とても内気な方だったから何をお話しすればいいのか正直悩んだ時期もあったんですよ～(^_^;)』

A様『実は前に通っていたエステのお店の方から、何を話したらいいか分からないです。って言われたことがあったんですよ(´･_･`)』

『えっ⁉︎そんなダイレクトに言われたんですか？』

それは思ってても言ってはいけないことですよね…

私もA様とのコミュニケーションの取り方には多少悩みました。

表情があまり変わらない方でしたので

このままでいいのかなぁ～

サロンに来ることストレスになってないのかなぁ～

とか…

ですが、不思議と次の予約を入れて下さるA様。

コミュニケーション不足に不安を感じながら数年経ち

いつの間にか普通に話せるようになっていたのです(*^_^*)

『いつか来店されなくなるだろうって思っていたんですよ(^_^;)』

A様『いいえ～！毎月すごく楽しみにしていたんです！

Melatiに行く日が近づくとわくわくしていたんですよ(*^_^*)

本当に癒されてました。』

最後になってA様の感想を聞くことができて

涙が出そうになりました。

(実際はもっと色んなお話しをしました)

コミュニケーションの取り方を悩むお客様が時にいらっしゃいますが

一気にではなくて少しずつ扉を開くように

お付き合いをしていく形は間違いでは

ないんだな…と思いました。

10年この仕事をやっていて

未だにお客様との距離感に悩むことがあります。

私自身が成長できてないのでしょうね…

最近も壁にブチ当たるような感覚を味わう出来事があり

モヤモヤした日々を送っていましたが

A様のお言葉に救われました。

癒されたのは私の方です。

こういうことがあるから

セラピストは辞められないな～と思いました。

お客様に安心して身も心も委ねていただける

セラピストになれるよう

これからも日々精進です。