前に週刊誌フライデーが報じた「松本人志」さんの写真を巡ってもSNS上では「合成」とみている方もいれば、本物だと信じて拡散している状態です。 今回個人的に簡単に分析すると

合成写真であることが高い

といえます。

週刊誌側が一方的にネタとして扱っている状態でしか見えない。

 

顔の一部だけ貼られた状態に見える 

真っ先にこの写真見たときに合成だと思ったのも「おでこ」と顔の全体の色が全く合っていないことです。 まるで頭部と顔の面だけ異なるデータを合わせたようにみえる。

 過去にネット上でも「アイコラ」という写真が出回っていた例があり、このアイコラと異なって松本人志さんの顔の部分だけを別人と合成したようにみえるのが本音です。

色の明るさ調整で見てみると

写真A

写真B

色を暗くして見てみるとやっぱり、おでこと顔面の肌の色が全く一致しておらず貼り付けたような感じです。  現にこれが本物だったら「おでこの色が異なる箇所が同じ」はずが2枚とも全く違う形になっている。
 今回、他にもこの2枚の写真で「耳元」あたりを拡大すると何個か「四角形」が確認されている点から別のパーツを貼り付けた?ようなものにも見えます。 さすがにここでは確認は難しいが、ここあたりをペイントソフトなどでズームすると線が複数確認でき髪の毛もおかしくみえる。 

他にもトーンカーブで見てみると

やっぱり頭部箇所がおかしく鼻の位置も修正されたようにみえる。

ハイテクならローテクで見てみる

今回これが仮にも合成としたら優れたドロー系ソフトを扱っていると思われます。 ここであえてハイテクならこちらはローテク的な要素として最低限のドロー系を扱うソフトである「Windowsペイント」で写真をズームしてみました。

いくつか四角形が見られる。 ここで同ズーム最大で見て松本さんの表情箇所は一切みだれなしが、耳元もこのように複数確認されており、他にも同様にこのような四角形が表示されていたのが「鼻の位置」も同じようなものが確認されている。 問題となる「ひたい」位置は確認できない=ドロー系ソフトで近い色で塗って修正されたと思われる。 別の写真だとなぜか2か所のみで特に耳の位置に四角形が見られた。

 他にも探る点だと「本人の手」とか=この位置の画像では難しい。 なら「スマホ」だが「これも機種のロゴマークがある位置が見えない」ことで検証は混乱とみている。 機種のデザインから判明したとして本人がこれを使っているかどうか見分けるのは困難。 

 

合成写真かどうか判断するには? 

今だと優れたドロー系ソフトがあるためAI技術も加わるとなおさら恐ろしくなっているが、逆に人の手で加工された上でだと分析しやすいかもしれない。 ところが今だったらスマホ前提でネット触っているユーザーだったら丸々とこういった加工された例を見たことがないため信じ込みやすく、パソコン持っている方だったら絶対にやっていたのが「ドロー系ソフト」とかでこういった明るさとか分析したり、拡大したりなど最低限本当かどうか判断している。

90年代後半だと特に「アイコラ写真」が話題となり、AV女優の写真とアイドルの写真を合成している写真もよくネット上で出回っていた。 今みたいにネットから写真入手じゃなく、雑誌や写真などをスキャンしていたようである。

 しかし「これ本物」とは当然言い切れるわけでもなく、今回のように色の明るさで変更してみたら「首あたりがすごいことになっていたり」とか、以外にも胸も別のパーツで貼り替えられているなど確認できたりすることもある。 写真のパターンによるが「遠ざかった位置から撮影された合成写真」だと分析しない以上は本物に近いものとなっています。 今回この手口じゃないか?と思わせるところです。

 

90年代後半から扱われていた?

 この部分を扱った例だと、原作も含めてだが97年に放送された反町さんが演じた「GTO」でも登場していたり、担任イジメとして菊池が作った鬼塚顔写真とSM写真と合成されていたが、丸々と他の教師や生徒は信じ込んでいた。 当時これがデジタル時代におけるイジメと予想されていたほどです。

 他にも同じ時期である漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」だと98巻「両さんパソコン講座の巻」で部長の顔写真と合成したヌード写真をネット上で全世界に送って多数のメールが来ていたり、99巻「写真シールパニック!!の巻」だと部長と署長の合成したプリクラ写真が本庁とかに貼られていたりとか合成関係も扱われている。 この回だとローテク面であるが、両さんのプリクラ写真が修正されて変なところに貼られていたり、それを見た変な人から連絡が来るところが描かれていたりする。 個人的にローテクなイタズラに過ぎないが今だとこれが凄い変な形で受け止めるところもあるため問題となっている。 現に今だと動画もディープフェイク動画も存在することで2022年にウクライナ情勢の関係でゼレンスキー大統領の偽動画が出回った例もある。

 これ本当だったら確かにスクープだが、合成写真でしたなんて言ったらもっと最悪だといえる。 なぜならこういった画像で信じ込むとなれば今後スキャンダルも捏造とかで利用される可能性が高いからです。 これが個人的に最も恐れることです。