HUNTER×HUNTER10週連続の4週目。ジャンプ17号274話「解答」の感想です。
かなり濃い内容の今回の1話。読んでて悲しくなってきたm(_ _)m

内容があれなだけに、いつも異常にめちゃくちゃで説明的な文になっちゃってます。ごめんなさい。



◇あらすじ

ついにゴン・キルアがピトーと対面。怒りに身をゆだね憤るゴンに対し、王のため自分の身を顧みずコムギの治療を続けんとするピトー。思いもよらぬ少女の存在、ピトーの無抵抗にゴンは感情の槌の降ろしどころを失ってしまう。



◆ピトーの変化


なんだ!?なんんだこのピトーの変わりようは!?言葉づかいといい、態度といいまるでの別人のよう。それにここまでの王に対する忠誠心を見せたことがあっただろうか?いや、間違いなくない(反語)
ピトーの性格は猫そのもの。気まぐれで、自己中心的、自分が楽しいと夢中にうタイプ。ピトーは戦いに夢中になり、王を裏切るんじゃないかとさえ思っていました。コムギに対してもの認識も「あの娘が来てから王は少し変わったニャ」程度。野鳥に襲われているのを無視していたなんてこともありました。


そんなピトーを変えたのはやはり覚醒した王でしょう。 「頼んだぞ」 コムギをまかされたピトーの目には涙が。ピトーの涙にはさほど注目していなかったが、ここまでの変化をピトーに与えていたとは。全然気づけなっかった。王にとっていかにコムギの存在が大きいものだったのか、そして今の王がコムギによって目覚めた真の王であることにピトーは気づいたんでしょう。



◆「玩具修理者」


気になったのがピトーの「玩具修理者」について。もしピトーに死者を生き返らせるだけの能力があるとすれば、
いったん治療を中止し、ゴン・キルアを倒した後でコムギを治療することもできたはず。それをしなっかったということはいかにピトーといえど死者を元通りにはできないということではないだろうか。


もしこの仮説が正しいとするとするとカイトは元には戻らないということになる・・・・・。
コムギは「龍星群」で致命傷は負ったものの即死ではなく生きている状態で治療されている。これに対し、カイトは一度死んでしまった状態から治療されている。この違いは大きい。カイトのように死んでしまった状態からの治療では意志を持たない人形程度の状態までしか治せないのかもしれない。だからこそピトーは必死にコムギの治療を続けようとしている訳ですし・・・・・。


ボクの中でカイト死亡説がいっきに有力になってしまった(T_T)



◆ゴン


まさかピトーが・・・。「仲間想いの奴がいたらどうするんだ・・・?」 カイトの杞憂がここにきて現実になるとは。しかもその相手が、カイトの仇ピトーになるなんて。冨樫先生はひどすぎです。カイトを助けたいというゴンの純粋な気持ちに対する解答がコレとは。どうしてこんなにゴンを苦しめるんですか!?
 
「タスケナクチャ・・・って何?」 このコマのゴンが怖すぎる。黒く塗りつぶされた瞳。怒りや憎悪そして戸惑いを感じさせるゴンの荒々しいオーラ。先の見えない未来そして自分自身と必死で戦うゴンの心情が絵だけで痛いほど伝わってきてしまった。


ゴンはどうするんだろうか?カイトのためにピトーを倒す。そうゴンは心に強く誓ったはず。
しかしここでピトーを殴るようであれば、それこそ人ですらなくなってしまうだろうし・・・。

ヤバイ、泣けてきた(T_T)



◆キルア


突入前から感じていた疑問の「解答」を得たキルア。ゼノの帰りぎわの言葉の意味を含めてすぐに状況を把握している。やっぱり頭の回転早いですね。てか壊れかけてるゴンに対し、キルアは意外と冷静ですね。
それでもキルアも解答がわかったからこそより困惑してしまったいる。解答がわかってもどうしようもないのがこの状況。
ゴンを止めるのか?ゴンに任せるのか?

止めるとしてもなんて言えばいいのか?今のゴンに自分の言葉が届くのか?
キルアもゴンと同じように悩み苦しんでいるハズ。




いや、ホントにこの回は・・・。言葉にまとめられません。なんとしてもコムギを守ろうとするピトーと答えを見いだせずに苦しむゴン。どちらの気持ちも十分すぎるほど伝わってくるだけに読むのが苦しい。来週号読むのが怖くなってきた。


ゴンがもしピトーを殴りかかるようなことになったら・・・ボクはゴンのファンでいられるだろうか。たとえゴンがどんな選択をしたとしても、ゴンが今までのゴンでなくなってしまう気がしてしょうがない。以前キルアを照らしていたような光を失ってしまうんじゃないだろうか・・・心配すぎる。このままだと「ゴンアンチスレ」なるものがたちかねないよ。どうするんだよ冨樫!!



◇作者コメント
年々花粉症が軽くなっている様な気がします。対策のおかげかも知れませんけど。


何をのんきなことを言ってるんですか冨樫義博。ゴンは、ピトーはそれどころじゃないでしょ!!
花粉症?緊張感がなさすぎです。