ついにHUNTER×HUNTERが復活です。ジャンプを持つ手が震えてます。ついにとはいったものの前回の休載とは違ってたった3ヶ月の休載だったんだけど。こんなに早く読めるとは正直思っていなかっただけに、ほんとにうれしい!

前回の「なるべく早く戻ってきます」のコメント通り、さすが冨樫義博。やるときはやる男です。

連載は今回もどうやら10週みたいです。10週しか読めないのはつらいけど、それ以上に10週も読めるという現実がうれしい。1年8ヶ月の休載を乗り越えたHUNTER×HUNTERファンならもう怖いものはありません(笑)。3ヶ月の休載を感じさせない、相変わらずの神展開。手に汗握るほどの緊張感を感じます。







◇「運べ」


メルエムはネテロたちが人間の犠牲を最小限に抑えようとしていること、混乱に乗じ自分と護衛団の分断をはかろうとしていたこと、繰り出した流星群(ドラゴンダイブ)に害意は無かったことを瞬時に理解していた。その上で戦う場所を移すようネテロ・ゼノに提案する。

メルエムがすごい。すごいというか、恐ろしい。冷静に話しているようで、それでいてすさまじい風格を漂わせ威圧感を感じさせます。流星群での奇襲に害意は無かったとわかったとはいえ、その攻撃でコムギは瀕死の重傷を負ってしまった。血だらけで倒れるコムギ。メルエムの中でコムギの存在が大きくなってきていただけに、ショックは大きかったでしょう。そのコムギの敵ともいえるゼノ・ネテロを目にして、メルエムが何を思ってるかが想像もつかない。ゼノ・ネテロほどの実力者2人を目の前にしても微動だにしないメルエムがかっこよすぎる。メルエムを応援したくなってきた。

ゼノが僅かな稚気すら念にこめようとそなっかたのはメルエムへの敬意もあるだろうが、力の差を感じたんじゃないだろうか。暴君であると思っていたメルエムに王としての圧倒的な風格を感じさせられ、心のどこかでゼノは「こいつには勝てない」と感じさせられたようにも思えます。

ゼノ「いいだろう!こんどはこっぱみじんにしてやる。あの女のように!」
メルエム 「あの女のように・・・?コムギのことか・・・コムギのことかーーーっ!!!」

なんてことになったらもうおしまい。スーパーメルエムを止めるすべはありません(笑)

◇キルア

難しい。キルアの心情がいまいちつかみきれません。最近のキルアは以前シュートが言っていたようにホントに消えてしまいそうなくらいはかなく感じてしまいます。キルアが死んじゃう・・・・・なんてことはないよね?
「それはどっちの?」というキルアの問いの真意は何なんだろうか?ゴンの言葉どおりピトーの所に行くのか、それともゼノの龍頭戯画(ドラゴンヘッド)で運ばれていく王を追うのかを問う質問なのだろうか?

ピトーを目前にしてピトーの元へゴンが向かおうとしていることは当然分かっているし、それはキルアも望んだことでもある。しかしキルアはピトーとの戦いを現実として受け止められないでいるように感じられる。ピトーと戦えばゴンを失ってしまうかもしれない・・・・
「ピトーのところへ向かう」という意思をゴンの口から聞けば、ゴンを失うかもしれないという恐怖が今目の前にある現実としてせまっていることを受け入れなければいけない。ゴンを失いたくない。失うかもしれないということを認めたくない。
だから聞くことも逃げ出すこともできず、ゴンを失う恐怖も受け入れられずに、ただゴンについていくことしかできなっかったのでのではないだろうか?

こんな所だろうか?でもいまいち納得できない。なんかいい考えがあったら教えてください。


◇勝てる気がしない

深手を負いながらも暗い宿(ホテルラフレシア)でユピーから奪えたのはユピーの複眼の1つだけ。勝てる気がしないのは僕だけ?ユピー強すぎだろ!
今シュートがなんとか戦えているのは、複眼を奪われるという奇妙な感覚が与えた精神的なダメージとメルエムにシュートを近づけさせないことを前提に戦っているからだ。単純なユピーさんが考えるのをやめ、シュートを倒すためだけに攻めて来たらかなりやばい。
ナックルも下手に攻撃を仕掛ければ自分の存在に気づかれてしまううえに巻き添えを食らう恐れもある。攻撃を食らえば、ナックルはともかくメレオロンは即死だろうし。ナックルも涙をながし祈るだけ。

ポットリクンのカウントが進んでいない所をみるとまだ10秒すらたってないようだし、モラウの10倍以上のオーラ量をほこるユピーをとばせるとは到底思えない・・・・・・・なんか書いてて悲しくなってきた(泣)
今のところまったくといっていいほど勝てるよ要素は見つかりませんが、この状況をどう打開するか楽しみです。頑張れシュート!


◇イカルゴ危機

扉から現れたのはヂートゥとブロヴーダ。キルアを目撃したウェルフィンはフラッタに扮したイカルゴとキルアとの繋がりを疑われてしまう。さらにイカルゴもレオルのことをハギャと言い間違えるという致命的なミスを犯す。これによってウェルフィンの疑いをさらに強め、ブロヴーダにも疑いをもたれてしまう。

レオルはハギャという昔の名前を呼ばれることをいやがっていましたから、師団長補佐であるフラッタが間違えるなんてことはありえないわけです。イカルゴもレオルの部下だったのでレオル=ハギャということは知っていたはずなのであせって言い間違えたのか、それとも知らなかったのかはわかりませんが、どちらにせよ痛いミスです。イカルゴはキルアとの交戦中にも電波で通信することを口にだしてしゃっべてしまうというかわいいミスをしたおっちょこちょいなこなので、今度もイカルゴのミスではないでしょうか。

覚えたばかりの新能力をはやくに見せたいとはしゃいでる愛すべきアホ、ヂートゥはいいとしてもブロヴーダとウェルフィンの師団長2匹を相手にするのはイカルゴじゃ荷が重すぎる。キルアもゴンの元に合流したし、もし増援があるとすれば救助予定のパーム?戦線離脱したノブ?レオルをハギャと言い間違えたのは痛い過ぎる。かわいいミスじゃ済まなそうです。



どの陣営を見ても圧倒的に不利な感じはいなめないんじゃないでしょうか。来週はモラウさんとゴン・キルアのとこでしょうか。モラウさんも余力30~40%の上にプフとのタイマンだし。
コムギを治療中のピトーをみてゴン・キルアがどんな反応を示すかも楽しみです。


◇作者コメント
再開一発目の原稿中いきなりノロの野郎共にやられました。逆に頑張ろうと思います。宜しくお願いします。

ノロってノロウィルスのことでしょうか?頑張ってくれるのはうれしいですけど、このノロの野郎共が体調を崩して長期休載ってことへの伏線にならないかがちょっと心配です(笑)