起きてる?
なんかさ、僕と君との間には越えられない大きな壁があるような気がしてね。
物理的な問題じゃなく、なんていうかこう・・・
たとえば僕は現実世界で実際にお金を稼いでいる。
インターネットはひとつのツールとして使っている。
君は頭の中でお金を稼ぐ夢を見ている。
インターネットが魔法か何かのように思っている。

インターネット=楽に稼げる
ネットビジネス=簡単に稼げる
その誤解が君を夢に招き入れ、現実世界から引き離している。
じゃあ、どうしてそんな誤解をしているんだろう。
インターネットを利用すれば楽に稼げるなんて、どこから出てきたんだろう。
まあ、この辺の話はあちこちのブログで書かれているんだけどさ。
「昔は良かった」と言うお決まりの文句と共にね。
スパムを裏技と称し、なんでもありのやり方で稼いだ一発屋がたくさんいた。
たぶん彼らの多くは今頃借金で苦しんでいるんじゃないかな。
過去に縋りながら誰かの下で働いて。
哀れな連中だよ。
そんな一発屋の残した妄想だけが、なぜか延々と受け継がれている。
ノウハウを販売したと思ったら、楽に稼げるだの近道できるだの。
ツールを販売したと思ったら、ほったらかしだの不労所得だの。
そういう謳い文句でしか売る能力がない。
誰かが過去に高額で販売していたノウハウを無料提供したら、右ならえだしね。
挙句の果てにお客様を育てるという意味をはき違え、
君のような情報商材バカを大量生産する始末。
そして、まさしく“ほったらかし”。
君は夢だけ見せられて、お金を奪われたというわけさ。
じゃあ、すべて提供する側が悪いのかというと、そうじゃない。
君にも問題がある。
ただ与えられるものを素直に受け取ることしかしない。
いつまで経ってもお客様気分で、お金を稼ぐという重みが理解できない。
夢から抜け出せないのを誰かのせいにするのはかまわないけど、
お金を稼げないのはすべて君のせいだからね。
『絶対稼げるって言われたんで起業しましたー』
なんて言ってごらん?
周りは呆れた目で君を見るだろうし、
銀行はお金を貸してくれないし、
君の下で働こうと思う人間もいない。
そろそろ目を覚ましたらどう?
強引に叩き起さないとダメなタイプかい?
自分を律するというのも社長に求められる資質のひとつだからね。
じゃあ、また。