複数の端末で同じデータを管理して、互いのデータが一致することで整合性を保つことが可能になります。
ブロックチェーンの基本的な仕組みは以下の通りです。
- 取引履歴の記録
各取引の記録は、その取引の記録と、各ブロックを接続させるための情報（前の取引の情報など）で1つの塊（ブロック）として構成されます。
- ブロックの連結
ブロックチェーンとは、このブロックが複数連結されたものを指します。
- 分散型台帳
ブロックチェーン化された取引記録は、特定の管理主体が存在する通常の集中管理型システムと異なり、複数のノードがそれぞれ情報を保有し、常に同期が取られる「分散型台帳」という仕組みで管理されています。
ブロックチェーンの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 改ざん防止
ある取引について改ざんを行うためには、同じ取引記録を所持しているノードの過半数を書き換える必要があるため、データの破壊・改ざんが極めて難しくなっています。
- システム障害への強さ
一部のシステムが停止・故障しても、システム全体の運行・稼働に与える影響を抑制することが可能となっています。
- コスト削減
従来、仲介者や信頼性を担保する第三者に支払っていた手数料は不要となります。
ただし、ブロックチェーンにはデメリットも存在します。例えば、契約後の内容変更が困難であったり、プログラムに不具合が発生する可能性があるなどです。また、ブロックチェーンはブロックチェーン技術の一部であり、その実装や運用には専門的な知識が必要となります。