2018年9月9日facebookの投稿より。新会社設立から11か月目にS状結腸癌ステージ3a。 | JDIDホールディングス株式会社 blog

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画像:病室の絵

 

新会社設立から11か月目にS状結腸癌ステージ3a、

開けておそらくステージ4か5、

終末の準備のためにも手術をするべきと医師から告げられた。

 

9日間のはずの入院が合併症の縫合不全で腸が繋がらず、

歩いて血中酸素濃度を改善して好転を図るか、

数日以内に腹腔鏡手術ではなく開腹手術で人工肛門にして、

最低6〜12ヶ月入院するか、

手術室から戻った直後に執刀医にそう告げられた。

 

勿論、歩く事を選択した。

翌日から1ヶ月、

病院中を朝昼晩と1時間3セット歩いた。

 

腹から管、

絶食のため栄養補給に頸動脈から心臓手前まで針を刺した点滴のスタンド、

に腹腔の体液を貯めるビニール袋をぶら下げ、

歩いた。

 

筆舌に尽くせぬ一時も和らぐことのない激痛。

死んだ方がましだと思い続けた。

 

設立1年の会社がリーダーの不在で日々劣化していくのが如実に感じとれた。

そして絶望。

 

1ヶ月後、かろうじて退院した。

10時に退院して11時に出社した。

 

徒手空拳ではじめた最後のステージの会社は荒涼としていた。

その日から今日まで再手術以外欠勤していない。

 

入院前も、入院中も、退院後も、経営者には保障もなく猶予もなくすべて通常。

それを覚悟の上で選択することを起業というのだ。

退院からもう丸3年が過ぎた。

 

 

この偉大な自然の中で病いと向かい合えば、

神様について ヒトについて 考えるものですね、

やはり僕たちの国は残念だけれど、

何か大切な処で道を間違えたようですね