最近、グローバル英語に詳しいビジネスマンからいろいろ話を聞く機会がありました。
そこで、私達が知らないような出来事がすでに起きていることに、時々驚きます。
今日は、その中の一例をお話しましょう。
数年前、ある韓国企業が、イギリスとフランスの企業から、航空管制機器の売り込みを受けました。そこで、その韓国企業はコンペ形式したのですが、内容的にはイギリス側の提案の方が良かったそうです。なので、イギリスの担当者は受注確実と喜んでいたそうですが、
しかし、最終的に選ばれたのは、フランス企業だったのです。その理由が、なんと「英語」でした。要は、納品した後のアフターサービスが英国のネイティブより、フランス側の英語の方がシンプルでわかりやすく、メンテナンスが安心と思ったからということだったのです。これは、英国のビジネス界では、ちょっとした事件だったそうです。
だって、母国語であるネイティブ英語が原因で失注するするとは・・逆のケースならいざしらず・・・実は、こうしたケースは国際ビジネスの現場では頻繁に発生しているそうで、こうした流れを受けて、ネイティブに対して、「非ネイティブに理解されやすい英語」を教えるビジネス講座も増えているそうです。
また、
米国のSEC(証券取引委員会)には、ルールハンドブックがあるのですが、こちらはすでに、アメリカのネイティブ英語はでなく、非常に平易な英語(PlainEnglish)で開示するように10年以上前に改訂されました。
理由は、世界中の誰が読んでもわかるような英語にしなければ、株や金融面でトラブルがおきかねないという配慮からです。
これが、
グロービッシュの発想です。
実際、このハンドブックを見てみると、難しい英単語やイディオムなどはほとんど使われていません。中学英語のレベルがあれば、充分に読める内容です。
ということで、他にもこうした例はたくさんありますが、世界は確実に、ネイティブ英語から国際共通語としてのPlain English(
グロービッシュ)に変わりつつあるなと感じているところです。
オックスフォード大学出版のビジネス英語部門を統括しているロバート・マクラティーさんは、ニューズウィーク誌のインタビューでこう答えています。
「たとえば、現在進行形を使って未来を表す慣習(I am leaving tomorrow)は、徐々に消えるのではないか」と。
もちろん、先のことはわかりませんが、オックスフォード大学の関係者が話している言葉なので、あながち非現実的なことでもないように思いますが、みなさんはどう思われますか?