二児の母である取引先の女性は、小粒ながらよく働く。
いつもコツコツ動き、サクサク注文を取ってくる。
取り立てて押しが強い訳でなく、
話が上手い訳でなく、
営業を専門的に勉強した経歴もなく、
それを深く考えている風にも見えない。(失礼っ)
しかし、彼女の愛くるしい笑顔は、いつも年上の客を虜にし、
毎日注文用紙を厚く重ねていく。
彼女を一言で言い表すと、
当たり前のことを(愚痴を言わずに)当たり前にこなす人である。
「当たり前のこと」に屁理屈をこねる時代だから、それが尊いのかもしれない。
今日も彼女は…
日々の家事をこなすように、タンタンと見込み客作りの作業を進め、
わが子にごはんを食べさせるように、サクサク注文を取っていく。
私は
この小粒な営業部長から、いつも「基本」を学ばせて頂いている。