ゴルフ接待の仕方

人はいつも利己的だ。

だから、セールスマンはやりやすいと言える。




相手の立場になって、その人の嬉しいことだけをすればいいからだ。





私はゴルフが好きなので、ビジネスの潤滑剤としてよく使わせてもらう。





私の一番の自慢は、ゴルフのルールとマナーに詳しいことだ。

これは、ゴルフ場においては初心者の得意先からたびたび感謝される。





私の二つ目の自慢は、取引先が打った球は200メートル先でもどこに落ちたか完璧に把握していることだ。

これは、あまりゴルフが上手くない得意先からはたびたび感謝される。






三番目の私の自慢は、得意先の　『本日のナイスプレー』　を３つばかり覚えていることだ。

プレーのあとの食事の席で、

「○○社長の、１３番ホールの第３打目の、あのバンカーショットは見事でしたねっ！

　打った瞬間、　『あっ、入る』　って思ってしまいましたよ～。」




「えっ、あの私のスーパーショット、見ていてくれたの？」






ゴルファーなら、このフレーズは誰から言われてもメロメロになる。

たぶん逆の立場なら私もそうだ。





そう。

人は、あなたと同じように認められたいし、誉められたいのだ。