朝の森を見ていると、
不思議なくらい静かです。
誰も急いでいない。
木は、
「今日中にもっと大きくならなければ」
とは思っていない。
水も、
「早く海まで行かなければ」
とは思っていない。
光も、風も、苔も、
それぞれの速さで、
ただ今日を生きています。
それなのに人間だけは、
もっと早く。
もっと結果を。
もっと先へ。
そうやって、
自分を急かしてしまうことがあります。
でも森を見ていると、
少し考えが変わります。
目には見えなくても、
根は伸びています。
昨日と同じように見える木も、
その内側では、
ちゃんと次の季節の準備をしています。
水も、
同じところを流れているようで、
一滴として昨日と同じ水ではありません。
もしかすると人生も、
同じなのかもしれません。
何も変わっていないように見える日。
結果が出なかった日。
誰にも気づかれなかった日。
そんな日にも、
私たちの中では何かが育っている。
出会った人の言葉。
小さな失敗。
うまくいかなかった仕事。
誰かにかけてもらった優しい一言。
それらが土の中へ降りていって、
いつか根になります。
だから、
急がなくていい。
止まっているように見えても、
命はちゃんと進んでいる。
大切なのは、
今日を投げ出さないこと。
今日できることを、
ひとつだけ丁寧にすること。
水をやる。
誰かにありがとうと言う。
ひとつ仕事を終える。
少し空を見る。
それだけでも、
今日という日は、
ちゃんと未来につながっています。
森は、急がない。
でも、
森は止まっていない。
静かに、
確かに、
明日へ向かって育っています。
私も今日は、
森と同じ速さで歩いてみようと思います。
急がずに。
でも、
ちゃんと前へ。
――100年の森より
#100年の森 #森は急がない #森のある暮らし #自然と暮らす #心を整える #小さな幸せ #生き方 #AquaGreenEternal